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暗号技術大全
 
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暗号技術大全 [単行本]

ブルース・シュナイアー , 山形 浩生 , Bruce Schneier
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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コンピュータネットワークによる情報通信で使うための、暗号技術を網羅して解説した本である。読者対象に、技術者に加えて一般のネットワーク利用者まで含め、理解しやすいように配慮している。技術だけでなく、背景や歴史、関連話題も書き込んであり、まさに暗号技術の百科事典と言える。

本書は原著『Applied Cryptography』第2版の翻訳である。まず暗号の技法の基礎を、鍵の長さや管理等について述べている。続いて、暗号アルゴリズムを体系的に分類して、それぞれの内容を、数学的裏付けとアルゴリズム自体について説明している。ここでは、公開鍵暗号、DES、RSA、DSAといった暗号の基本的な話題を、種々の変種や改良を含めて詳しく解説している。一方向ハッシュ関数、楕円曲線暗号、有限オートマトンを使った公開鍵暗号などにも触れている。

暗号技術に関連する話題として、通信プロトコルや疑似ランダムシーケンスに関する詳細な記述もある。中でも、ディジタル署名の技術は重要である。また電子投票や電子通貨などの話題も登場する。巻末の1600件余の論文リストが充実しており、その中には日本の著者たちが学会誌等に日本語で発表した論文も多数含まれている。付録として、DES、LOKI91、IDEA、GOST、Blowfish、3-Way、RC5、A5、SEALの9通りのC言語ソースコードを、約50頁にわたって掲載している。プログラムの注釈は和訳してあり、使いやすい。

ひとつだけ問題点をあげるなら、原著の出版が1996年であり、暗号技術の最近の進展を補う必要があることである。監訳者が述べているように、AESなどいくつかの新しい方式が現れているが、実用上で本書の内容を大幅に揺るがすには至っていない。

全体で800頁を越える本書は、14人による分担翻訳であるが、監訳者による統一がとれていて読みやすい。適宜訳注を補ってあり、上記のAESについてもそこで触れている(p.304)。本書は、数ある暗号技術の本の中でも、特におすすめの1冊である。(有澤 誠)

[ご注意ください]

暗号技術は単なる情報の秘匿技術にとどまらず、幅広い応用範囲がある。デジタル署名のようなケーパビリティ関連技術を知らなければならないインターネット開発者にとって、全体を鳥瞰するためには、本分野の決定版と言える本書『Applied Cryptography』(邦題『暗号技術大全』)以上の入門書はないと言える。

著者のブルース・シュナイアーは、まず一般的な暗号プロトコルについて述べ、さらにより詳細なテクニックに関する説明を加えている。利用例の多い暗号アルゴリズムであるDES(Data Encryption Standard)や、RSA公開鍵暗号方式について内部アルゴリズムにまで踏み込んで解説している。本書にはまた、ソースコードに加え、真にランダムな数を発生させる方法や、安全な鍵保管方式といった暗号を実装する際に遭遇する問題についてのアドバイスも多数書かれている。(Amazon.com)
--このレビューは、同タイトルのハードカバーのレビューから転載されています。


登録情報

  • 単行本: 848ページ
  • 出版社: ソフトバンククリエイティブ (2003/5/31)
  • ISBN-10: 4797319119
  • ISBN-13: 978-4797319118
  • 発売日: 2003/5/31
  • 商品の寸法: 23.2 x 18.6 x 4.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (8件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 389,318位 (本のベストセラーを見る)
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 暗号を極めるならばこの本, 2004/10/19
レビュー対象商品: 暗号技術大全 (単行本)
暗号の本といったらこれです。
本の厚さに比例して、その内容も細かいところまで説明されてます。
多少やや何回なところもありますが、妥協をゆるさぬその説明は曖昧なところもなく暗号を深く勉強するには本書以外にはありません。

ただ原書の出版が1996年とやや古く、AESなどの最新の暗号アルゴリズムについては注釈で触れる程度のみとなっています。
しかし、暗号の基礎から応用まで学ぶのであればこの本をおいてないでしょう。
通して読むもよし、辞書引きで知りたいところを見るもよし。
仕事で使用するならば迷わず購入して間違いありません。

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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 体系的に勉強しておくとよい技術, 2008/4/23
By 
kaizen (愛知県) - レビューをすべて見る
(殿堂入りNo1レビュアー)   
レビュー対象商品: 暗号技術大全 (単行本)
暗号は、コンピュータ社会では避けて通ることができない技術です。
ただし、多くの人が知ってしまうと、逆に危険も増えるかもしれないという変わった技術です。そのため、読むことを勧める人は限定するとよいかというと、逆に限定した人が危険かもしれないので、どうしたらいいか分かりませんでした。
そういう状態に対して、よい考えを示してくれるのが本書かもしれません。
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 政府があなたのファイルを読むのを防いでくれる暗号, 2008/3/26
By 
voodootalk - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)    (殿堂入りレビュアー)    (トップ500レビュアー)   
レビュー対象商品: 暗号技術大全 (単行本)
日本語版は2003年6月6日リリース。暗号技術においてこれ以上に集大成された本はないと言い切れるほどの作品である。全831ページ。

シュナイアーの名著は3冊あるが、
『暗号と秘密のウソ』・・・日本語版2001年10月2日→執筆1997年
『暗号技術大全』・・・日本語版2003年6月6日→執筆1999年
『セキュリティはなぜやぶられたのか』・・・日本語版2007年2月19日→執筆2003年
ということになるだろう。暗号やセキュリティの世界は日々進化している。だからいつ本を読んでも既に古いことになってしまう。文字にしているうちに古くなる。法律が追いつけないのも無理はないのかもしれない。本書の唯一の避けて通れない欠点、それは本になった時点でどんどん賞味期限が切れてしまうということだろう。

特にこの本は、数学とプログラム・コードの塊のような内容であるがために、人に対するセキュリティを説いた他の二冊以上に技術的浸食が激しい。それが残念だが、暗号技術がどのように創られ、そして破られ、進化してきたかを知る上でこれ以上の本は無いだろう。セキュリティを知るためには必携だ。
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