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暗号技術入門-秘密の国のアリス
 
 

暗号技術入門-秘密の国のアリス [単行本(ソフトカバー)]

結城 浩
5つ星のうち 4.9  レビューをすべて見る (18件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

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暗号技術はコンピュータセキュリティになくてはならない技術だ。データの暗号化はもちろんのこと、デジタル署名やデジタル証明書などの認証技術にも応用されているように、コンピュータの普及そのものに関わる技術である。これらの暗号化の技術について知的な好奇心をかきたてられる方には本書がおすすめだ。

本書では暗号技術についてわかりやすく解説している。「シーザー暗号」や「エニグマ」といった歴史的な暗号化の手法から始まり、現在使われている共通鍵、公開鍵暗号方式をはじめとする各種暗号化方式、応用技術であるデジタル署名、メッセージ認証コード、証明書、そして鍵の扱い問題、PGPなどが扱われている。そして、各々の暗号技術についてどのような原理で暗号化しているのか、そしてどのような弱点があり、どんな場面で使われるのかが解説されている。

暗号という分野そのものを理解するようなスタンスで作られているのが本書の特徴だ。織り込まれているクイズには、暗号化技術が抱える問題の本質を考えさせてくれる内容や、実際に手を使って暗号化や暗号解読をしてみる演習などが盛り込まれているので、深い理解が得られる。数学の知識とコンピュータの知識が必要となるが、数式はさほど多く使われておらず、使用されている場合には、かなり詳細な解説を施しているので数学が苦手な方でも読み進めることができるだろう。

普段何気なく使っている暗号化技術に、何ができて何ができないのかを理解することはコンピュータを安全に使うためにも必要だ。「暗号って複雑そうだ」と、漠然したイメージを持っている方は、本書をきっかけに学んでみてはいかがだろうか。(斎藤牧人)

日経BP企画

暗号技術入門
 現在,コンピュータで利用される暗号技術について,その仕組みを解説する。数式を使わずに図で説明する工夫が施されており,数学が苦手な人にも詳しい仕組みが理解できるようになっている。換字暗号文を頻度分析により解析する例では推理小説を読むのと同じ面白さがある(頻度分析による暗号解読は実際,ポーの「黄金虫」など推理小説にもよく登場する)。暗号化方式と共に重要な乱数についても,無作為性と予測不可能性,再現不可能性の3つをきちんと区別して解説している。


(日経Linux 2003/12/01 Copyright2001 日経BP企画..All rights reserved.)


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21 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 暗号を学ぶならこの本, 2004/10/19
レビュー対象商品: 暗号技術入門-秘密の国のアリス (単行本(ソフトカバー))
暗号学者の道具箱と呼ばれる
 ・対称鍵暗号
 ・公開鍵暗号
 ・一方向ハッシュ関数
 ・メッセージ認証コード
 ・デジタル署名
 ・擬似乱数生成器
について非常にわかりやすく説明されてます。
暗号技術大全では細かすぎる、または難しすぎるという方にお勧めです。
またAESなどの暗号技術大全に載ってない暗号アルゴリズムにもふれてますので、暗号技術大全を持っている人にもお勧めです。
図もわかりやすく丁寧ですし、クイズも疑問に思ったようなことを書いていて理解を深めるのに役立ちます。
難易度も難しすぎず、簡単すぎずでちょうどいいです。

唯一気になったところは、「どのモードを使うか?」のところで結論だけ出してしまって、詳しくは他の本を参照してくださいで終わってしまっているところです。

それさえ除けば、本書は読みやすく、丁寧で万人に薦められる良書です。
仕事で暗号を学ぶ必要のある人から、ただ興味本位で読む人まで幅広く対応できる内容を持っています。

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46 人中、44人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 開発者と利用者の橋渡しをする貴重な一冊, 2003/11/19
レビュー対象商品: 暗号技術入門-秘密の国のアリス (単行本(ソフトカバー))
技術的な概念は「その概念を発明/改善する人」「その概念を利用したものを作る人」「そのものを使う人」の3つのレイヤにわたって異なる語彙で利用される。そして多くの場合、最下位のレイヤの語彙が最上位のレイヤに登場することはない。

しかし、暗号という概念の場合、「RSA」とか「鍵長」のような「概念を発明する人」が使っている語彙が、「ものを使う人」の前に突然登場することがよくある。暗号の概念が、(歴史はあるが)一般化していない証拠である。

こと暗号の場合、「使う人」は自己防衛のためにこれらの専門用語を理解しなくてはならない。現代の暗号技術は、隣り合っていないレイヤと直接言葉を交わさなければ使いこなせないのである。

そこで必要になるのが、入門者向けではあるが、用語に関して妥協はしないような書物であろう。そのような本を書くのは非常に困難であるが、本書はその目的によく合致している。難しい言葉を、これ以上ないほどに正確に、かつ平易に解説する筆者の力量には驚嘆する。

これを読んでおけば、インターネット上でうっかり出会ってしまった暗号の専門用語に、とまどうことはもうないだろう。

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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 高評価の理由, 2005/10/27
By 
daepodong (DPRK) - レビューをすべて見る
(VINEメンバー)   
レビュー対象商品: 暗号技術入門-秘密の国のアリス (単行本(ソフトカバー))
 たいへん好評のようですが、わたくしも大変わかりやすい良書だとおもいます。暗号関連の書籍はすでに何冊か読んでおり、今回はSSLや量子暗号等について知りたいと思ったために購入して読んだのですが、最初の暗号の基本であるシーザー暗号からはじめて大変わかりやすく書いてあります。ただし、数式もプログラムもあまり登場しませんので、わかりやすい反面、実際のコードを作成する用途には向いていないと思われます。ただ、そのためにはオライリーをはじめいろいろ出版されているので、そちらを利用すればいいと思います。
 やや価格が高いのが難点ですが、内容はお勧めできるものだと思います。
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