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暗い鏡の中に (創元推理文庫)
 
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暗い鏡の中に (創元推理文庫) [文庫]

ヘレン・マクロイ , 駒月 雅子
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

平凡な女性教師の解雇に秘められた驚愕の事情とは? 精神科医ウィリング博士は、幻のように美しく不可解な謎が生んだ事件と対峙する。マクロイの最高傑作、新訳版で登場。

内容(「BOOK」データベースより)

ブレアトン女子学院に勤めて五週間の女性教師フォスティーナは、突然理由も告げられずに解雇される。彼女への仕打ちに憤慨した同僚ギゼラと、その恋人の精神科医ウィリング博士が調査して明らかになった“原因”は、想像を絶するものだった。博士は困惑しながらも謎の解明に挑むが、その矢先に学院で死者が出てしまう…。幻のように美しく不可解な謎をはらむ、著者の最高傑作。

登録情報

  • 文庫: 300ページ
  • 出版社: 東京創元社 (2011/6/21)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4488168078
  • ISBN-13: 978-4488168070
  • 発売日: 2011/6/21
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (12件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 37,297位 (本のベストセラーを見る)
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By Nody トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
カーの『火刑法廷』や皆川博子の『聖女の島』と並ぶ本格ミステリと怪奇幻想の融合を有機的に果たした傑作。
原型となった短編「鏡もて見るごとく」(短編集『歌うダイアモンド』所収)があくまで端正にまとまった破綻のない作品なのに比べ、本作の論理性の揺らぎを示唆するような結末はあまりに衝撃的。名状しがたい恐怖と美をたたえたラストシーンはミステリ史上に永遠に残る。
ハヤカワミステリ版の高橋豊訳が特に読づらかった記憶はないが、今回の新訳でマクロイの掛け値なしの代表作が広く読まれるのは喜ばしい。
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幻想怪奇と合理的解決が見事に融合した傑作。名のみ高くなかなか読めなかった人には驚天動地の復刊でしょう。
話は最初からかなり不可能興味が横溢していて「この小説、本当にミステリなのか」というくらい妖しい展開が続き、殆どホラーの様相を呈するけど、名探偵で精神科医の鋭い考察でなんとか合理的に解決する。が、最後の最後に至って釈然としないわだかまりも残り、本格推理小説を超えて一種異様な印象を残す逸品になっております。
この手の作品としては本当によく出来ていて、同業者のカー先生などかなり嫉妬したのではないかと邪推します。かの皆川博子氏も幻想ミステリとして大変好きだとか。
ただ、一言いっておくとあくまでミステリとしての傑作なので、期待しすぎてなにかとんでもない壮烈な小説だと思って読むと肩すかしを喰うかもしれないのでご注意を(昔個人的にそういう経験をしたもので。余計なお世話かもしれませんが)。
マクロイは色々復刊や新訳で読めるようになって作品ごとに毀誉褒貶あるのが判ってきましたが、これはかなり出来のいい部類にはいるといえ、最高傑作に名が挙がるのも頷けます。

昔、絶版状態の時に図書館から借りて感銘を受けたのが懐かしい思い出です。今回新訳で読んでも全然古びてないのが驚きでした。願わくば今回の版が絶版にならぬように。
このレビューは参考になりましたか?
19 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
 幻の傑作なんて作品は、読んでみるとたいしたことがないと感じることが多いものです。時代が過ぎてしまった為に同時は斬新であったものが、ありきたりなものになってしまったこともあるし、読者にそれなりの教養が必要とされる場合もあって、実はものすごいものを秘めているのだが一部の読者以外には伝わらない場合もある。それは当然で誰が読んでも「おお、すごい」と感じられる作品が長らく絶版で古書店でも手に入らない、値段が高騰するというのは不自然なのです。例えば、同じ作者の『幽霊の2/3』は面白いとは思うが大騒ぎするほどの作品とは思えません。通好みではあるが、誰が読んでの感心するといった作品ではないというが、私の印象。

ところが、「暗い鏡の中に」はそうした一般論は通じないようです。扱っているテーマや作品の雰囲気からして中学生ぐらいのちょっとロマンチックな女の子が読んだら,えらく感心する感激するといった印象すらある。上手い例えではないが、ミステリ、SF、怪奇小説といったたぐいのジャンルが好きな人にとっては、実に興味深いテーマを扱っているのです。個人的な印象にすぎませんがこの手のジャンルが好きな人にとって普遍的な面白さをもっているので、クリスティの諸作のようにいつでも手に入るということは、無理だとしても10年に一度位は、再版してもよかったと思うのですよ。自分が持っている早川文庫版が昭和52年発行になっている。2版されなかったとすると、30年はとっくに過ぎている。早川さん・・・こまったものです。いうなら、「幻の作品」にされてしまった作品。今回は、創元社に発行が移っている。いいことかもしれません。イメージに過ぎませんが創元社の方が定期的に定評がある作品、話題になる作品は再版してくれる感じがするので。

 今回、創元版を購入して20年ぶりの再読しましたが、できがいいですね。ネタバレになるので詳しくは書けませんが、品行方正に見える女教師がいきなり、理由も告げられずに解雇される。中盤になってようやく理由が明らかになるのですが、引っ張るなぁという印象。前段のこの部分が読者を不安に駆り立てて素晴らしいです。さらに理由が明らかにになると、理由があまりといえばあまりなのでさらに読者が不安になってくる。おい、おい、これ本格ミステリだよなぁ??うーんちがうのかぁ・・・と云った感じに??・・・ううう、ほんと上手いわぁ。

 さらに終盤、謎解きになりロジックが炸裂する。ウィリング博士と博士が一連の出来事の黒幕だと指摘した人物の対決が始まる。探偵がこう言えば、その人物もこう言い返す。すざまじいディベートの応酬。さてさて・・・いかなる結末をむかえるか?同一の仕掛けを扱った作品の有名なあの作品がありますが、個人的には、「暗い鏡の中に」のほうが衝撃的。とにかく読みなされ!!
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最近のカスタマーレビュー
短編とほぼ同じ。
「歌うダイアモンド」の中の短編と内容はほぼ同じです。そっちを先に読んでしまっていたのでこの作品はつまらなかった。が、はじめて読む人にはおすすめです。
投稿日: 3か月前 投稿者: masao
確かにムード満点のミステリーです
皆様の高い評価につられて、本作を読んでみました。

女性教師が解雇されるという平凡な設定に過ぎないと思われた物語が... 続きを読む
投稿日: 3か月前 投稿者: Nutrocker
面白いところが一つもない
レビューが良いので買ってみました。
面白くありませんでした。... 続きを読む
投稿日: 5か月前 投稿者: シキ
暗い読書灯の下で読んだけど…
これは明るいところで読んだほうが絶対にいい作品だと思う。なぜって?薄暗い間接照明を頼りに読むには怖すぎるから!事件の謎に対して論理的な説明がなされたあとでもヒンヤ... 続きを読む
投稿日: 6か月前 投稿者: myakos
軽く数時間で読めるちょっと変わったミステリー
 「超常現象」がちりばめられていて、序盤は、話の展開について行けず、結局、この話は何なの、と思いながら読みました。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: ゆっくり読書
古さを感じさせないミステリアスな一冊
1940年代の作品で早川書房から出版されたものの新訳版。
70年前の古さは全く感じられない。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: ikutti
待ちに待った復刊!マクロイの名作
この本との出合いは1992年に遡ります。
「100冊の徹夜本」というミステリ紹介のガイドブックですが、滅法おもしろい本がありました。... 続きを読む
投稿日: 7か月前 投稿者: white cat
評判にたがわぬ傑作ミステリ
初読はもう30年くらい前だろうか。
ハヤカワミステリ文庫で刊行されたときに読んだ。... 続きを読む
投稿日: 9か月前 投稿者: mutantmogura
伝説の名作、なくなるまえにかいましょう。
昔 早川文庫のアンソロジー 密室大集合(昭和59年出版、E.D ホック編集、カーの 山羊の影や、ローソンの この世の外から などの名作を収録)で短編での... 続きを読む
投稿日: 11か月前 投稿者: ジャズとミステリーがすき
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