前巻に引き続き狼人ヴォルフと盲目の少女・フェルスの旅を描いた第2巻。
余りにも強いメルヒェンの住人(例えば神話に出てくる怪物)は現世にやってくることはないようなのだが、
彼らの目の前に現れたのは誰もが一度は耳にしたことのあるかの神獣。
それは、天をも喰らう大顎。
果たして、どうやって現れたのか?
少しではあるがフェルスに関する事実も明かされ、
全体的にまったく勢いが落ちていない。
それにしても緒方先生は何というか、
やはり場面の見せ方と、それから命を描くことに関して抜群にうまいと、
この作品で改めて思わされました。
ヴォルフはところどころの設定が過去作の中でも自分がダントツに好きである『キメラ』と似通っていて、
そのことによって安心して読めるとともに、
また、これから緒方先生の描く怪物がどのような姿をしているのか、
どんなストーリー、どんな緒方節が見られるのかなどというワクワクも入り混じって
勝手に期待がでかくなってしまいます。
何より、自分にとってはメディア・ジャンル問わずダントツに一番格好良い男キャラである
緒方先生作『キメラ』のガラハットを超えられる存在も見られるのでは、とそんな期待もしたりしなかったり。
とりあえず、ヴォルフは今でも魅力的なキャラですが、これからどんどん格好良くなりそう。
オススメ、というか緒方先生って相変わらず不遇だなぁと思う今日この頃。
とりあえず、今作は打ち切りにならないよう私も応援したいと思います!!