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これを見ると、彼女はほんとうに類まれな芸術家だったと思われる。一つ一つの作品が、驚くほど精密に、力強い意志と愛情で貫かれている。色使いは今見ても新鮮で、見るものの心にふっと入り込んでくる気安さと清潔な美しさをかねそろえている。
ほとんど説明はついていないが、高村光太郎の解説だけで十分だと言える。いや、解説さえも要らないかもしれない。見れば分かる。彼女の作品は言葉を超えている。どんなに甘美な詩歌も、すべて、余分に感じる。
今一度、彼女の作品を、それ一個のものとして見直すことを可能にした一冊だ。広くお薦めする。
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