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智場 #110 日本のソフトウェア産業
 
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智場 #110 日本のソフトウェア産業 [ハードカバー]

田中 辰雄 , 竹内 郁雄 , 安村 通晃 , 前川 徹 , 砂田 薫 , 城 繁幸 , 楠 正憲 , 井上 明人 , 土屋 大洋 , 高原 基彰 , 洛西 一周 , 小野 和俊 , まつもと ゆきひろ , 加藤 創太 , 庄司 昌彦 , 森田 沙保里 , 田熊 啓
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

日本のソフトウェア産業には国際競争力がないと言われる。実際、統計的に見ればソフトウェア産業は大幅な輸入超過が続木、世界的に流通している日本のソフトは少ない。ウォズニアック、シモニー、ゲイツ、リーナスといった国際的に名の通った天才プログラマーも日本には見あたらない。 その一方で、日本のソフトウェア開発は技術的には高度なレベルにあると専門家の間ではよく言われる。ゲームの分野では、世界的にベストセラーとなったソフトを日本人が数多く開発している。こうしたギャップはどこから生まれるのだろうか? 「日本人には独創性がないから」「出る杭を叩く文化だから」といったステレオタイプの議論に安易に組するのではなく、日本のソフトウェア産業の競争力と今後について、産業構造、人材育成、歴史といった多面的な観点から議論をすすめていく。

登録情報

  • ハードカバー: 112ページ
  • 出版社: 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター(GLOCOM); 初版版 (2007/11/1)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4904305051
  • ISBN-13: 978-4904305058
  • 発売日: 2007/11/1
  • 商品の寸法: 20.8 x 15 x 0.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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By 親カッパ トップ1000レビュアー VINE™ メンバー
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国際大学(Glocom)の機関誌

この号は日本のソフトウェア産業を中心に述べています。
ソフトウェア産業について10編のコラムから成り立っています。
まず、田中辰雄が日本のソフトウェア産業の問題点、実は日本のソフトウェア産業を
ちゃんと研究した論文は、クスマノの他、数点ぐらいしかないことを述べています。
その上で新しいソフトウェアの流れであるSaaS、やソフトウェアが生み出される現場に
焦点をあてたコラムがいくつかならび、歴史そして産業政策の転換の提言などで終わっています。
IECPレポートとして、韓国のネットワーク産業やアラブの情報通信政策などについて触れています。

その時代の動きをとらえるこの機関誌ですが、問題が普遍的なのか、それとも
知見としてとらえているせいなのかは不明なのですが全く古さを感じさせない内容です。
また、コラムの集合のせいか、もしくはソフトウェアという、扱いずらい
題材を取り上げているせいか、統計値を使った説明があまりなく説得力が
あまり感じられない号でした。

珍しく、公文俊平がでない号で、またソフトウェア産業について
述べた貴重な文献として有用ではないかと思います。
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頑張れIT企業 2009/11/17
By b-jack VINE™ メンバー
一般的に、ソフトウェアの開発は大変である。使えるソフトウェアの行数は1000万行を超える。1つのシステムソフトウェアを作成するのに、何百人・何千人ものシステムエンジニア・プログラマを投入している。

しかし、業界内部に目を向けると、日本のITはピラミッド構造であり、またそのピラミッドは固定化されたものである。すなわち、一部の企画屋ともいうべき頭脳と、開発屋ともいうべき多数の筋肉で成り立ち、分業に特化しているのだ。開発形態は一部のエリート層がソフトウェアの提案をし、後の人間は指示待ちに徹してプロジェクトに対し派遣・請負というアプローチで参加する。これでは、末端の人間の方に優れたアイデアがあっても、その意見が集約され、最適化されることを期待できない。

しかるに欧米の強いところはそこではないか。ゲイツにしろ、ジョブズにしろ、トーバルズにしろ、OSの初期のアイデアは学生時代や中小零細時代のものであった。そのアイデアに飛びつき、事業化したのは企業なのである。しかし、日本では、学生の卒業論文や中小零細のアイデアを事業化してみようと考える企業は皆無だろう。

日本のITでもいくつかは成功した事例はある。Rubyやゲーム分野がそうだ。そのRubyにしろゲーム分野にしろ、成功例は欧米と酷似している。Rubyはほとんど失業状態だった人間のアイデアだし、ゲームも小さなソフトウェアハウスのアイデアがあたり、ヒットしたものである。

ITのブレークスルーとは、見えやすい巨大な岩を見るのではなく、小さな小石1つ1つに目を向けるところから始まるのかもしれない。
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