2005年に発売したR-18版で賛否両論が激しかった作品の全年齢版です。
おそらく、コンシューマ機のCSエディションと同内容だと思われます。
KEY作品には珍しく、奇跡が起きません。少女の最後の夢で救われたり、街の想いが救ってくれるなんて事はありません。ある意味、本当に「人生」です。
この作品では、辛い運命を辿る智代にとっての幸せを描いています。ですので、「全員が幸せにならないTrueEndなんて許せない」という方には全くお勧めできません。AIRの終わり方が納得できる方ならば受け入れられるでしょう。
ストーリーは短めですが、2周目でプレイできるミニゲームはかなり凝った作りになっています。私は、本編よりもミニゲームに時間をかけてしまいました(笑)
この作品は、智代が弱さを克服して生きることの意味を見出していくことが主題となっています。
あくまでも、主人公は智代です。これを念頭に置いてからプレイすると作品のテーマや良さがよくわかると思います。
<<以下、個人的見解です>>
序盤から中盤までは、過剰なまでに智代の精神的な弱さが描写されており、CLANNADの智代とはかなりイメージが違います。智代の心理描写が少ないこともあって、終盤の急展開では共感できないと感じる人も多いのではないでしょうか。これは、ストーリーの大部分が朋也視点で進行することの弊害だと思います。智代視点で進行すればテーマを理解しやすく、もっと多くの賛同を得られたのではないかと思うのですが、美少女ゲームという性質上どうしようもない事なのかもしれませんね。