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6 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0
懐かしくなって買ってみました,
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レビュー対象商品: 晴れた空にくじら 浮船乗りと少女 (GA文庫) (文庫)
ボクがまだ大学院生の頃、気分転換に巡回していたサイトがいくつかありました。その中の一つ、科学雑文というものを公開していたサイトが大西科学。管理人はこの本の作者でもあります。そんな縁もあり、商業世界に進出していることを知り、試しに購入してみることにしました。我々の世界と似ているけれど少し違う世界。日露戦争下の奉天には鴨田空輸という小さな運搬会社があった。しかし、空輸というが飛行機ではない。空飛ぶ船による運搬である。この船は、浮鯨という空飛ぶ奇妙な生物の持つ浮珠という、1個で250kgの物体にかかる重力を相殺してくれる不思議な珠を装備した船であり、その珠を割ったり積荷(水)を捨てたりしてバランスをとりながら航行する。大体、潜水艦の空版と思っておけば良いと思う。 この鴨田空輸の従業員である雪平は、社長が浮珠の調達に行っている留守番をしていた。そんな時、クニという見知らぬ少女が突然訪ねて来て、船を寄越せと山刀を突きつけられ脅される。紆余曲折を経て奉天を出航したものの、脱出の時のゴタゴタでロシア軍に追われる身となり、海上で追撃を受けることとなる。果たして無事日本につけるのか…、という感じのお話。 雪平というのが非常にのんびり屋さんで、それを反映してか、物語の展開も少しかったるい所があるが、後半に行くほど前半の説明調が影を潜めてくるので、段々楽しくなってくると思う。ただ、今後どこに向かって物語を進めていくのか(クニの復讐劇とするのか、浮珠の謎に迫るのか、など)は現段階ではあまりはっきりしないところがあり、次への引きとして少し弱いかもしれない。
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