アメリカで学ぶ女子学生が大学卒業を間近にしてアフリカに目覚め、遂にはケニヤで獣医になる決意をするまでを綴った一種の旅行記です。文章も読みやすく、アフリカの美しい風景が目に見えるようです。また同じアフリカでもいろいろなところがあるのだということがわかりました。しかし単なる旅行記ではなく、獣医の道に至る長い道のりを、両親や行く先々で知り合った人に支えられ自分のアイデンティティと夢を真剣に求めて行動し続ける女性の姿がとても印象的でした。筆者があとがきで書いている「夢を語るときは、『○○になりたい』というのではなく、もっと具体的に『○○になって○○をしたい』という思考に変えていかなければいけない」という言葉を若者に、そして本文中のお父さんの言葉「年配の人はな、若い奴が夢に向って上がっていけるように、梯子をかけてあげるんだよ。自分だけでは、初めの一歩は難しい。一歩をどう踏み始めるかをアドバイスするのが、経験をつんだ年配の人の役目なんだよ」を年配の人に聞いて欲しいと思います。