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6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
大人から子供まで、みんなに読んで欲しい,
By カスタマー
レビュー対象商品: 晩年の子供 (講談社文庫) (文庫)
本書は8編の物語から成る短編小説集である。この短篇集では、8作品のうち、6編までが少女時代(小学生から中学生)の「私」を自己が回想する形式になっていて、残る2編(「堤防」「花火」)が、小学生のときの体験を語りながら、それを重要な出来事として、高校生・大学生の「私」の生活と交錯させて思考を展開させていく。本書は、連作短編集とも言えるもので、それぞれの作品で、生と死、運命、自己発見などのテーマが、家族や友人や恋人との関係を通して語られるのである。表題の「晩年の子供」が高校の教科書の教材候補に挙がった際、学校で盗みの場面があるとして、却下されたというが、笑止千万だ。作者が言いたかったことは、そんなことじゃないのに…。本書を大人が読めば、切ない感情を味わい、子供が読めば、少し大人の世界を垣間見ることになるであろう。
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5つ星のうち 5.0
山田詠美の魅力を知った1冊,
By
レビュー対象商品: 晩年の子供 (講談社文庫) (文庫)
高1の時。それまで青少年向け世界名作やコバルト文庫など少女小説ばかり読んでいた私が初めて読んだ大人の世界。子どもの心を大人になってもここまで克明に文章にできることに、ただ呆然としてしまった。もちろんいい意味で。その上、ただのノスタルジーで終わらないところが山田詠美のすごいところだと思う。痛いところをつかれた時の現実感がところどころであらわれる。読み終わった後に、なかなか作品の世界から抜け出せず、抜け出せないことが妙に気持ちよかった。 2時間位で高1の私は一気に大人になってしまったような、そんな気分だった。 この作品を読んでから、山田詠美の世界へ引き込まれた。
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5つ星のうち 5.0
死を意識したとき,
By カスタマー
レビュー対象商品: 晩年の子供 (講談社文庫) (文庫)
山田さんの作品は多数読んでいますが、その中でもお気に入りの作品。山田さんというと、恋愛小説のイメージが強いのですが、 この晩年の子供は幼い少女が死を意識した物語。 意識し始めてから、周囲の見え方が変わっていく様子が 秀逸です。
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