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晋平の矢立 (【徳間文庫】)
 
 

晋平の矢立 (【徳間文庫】) [文庫]

山本一力
5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

古道具を通して浮かび上がる人の情と縁、目利きの江戸職人の男っぷりが光る。山本一力、絶品の人情小説!

内容(「BOOK」データベースより)

建て替え普請のため、家屋を壊すのが生業の「伊豆晋」のかしら・晋平は古道具の目利き。大火に見舞われた江戸で、焼け崩れた十八もの蔵を短期間で取り壊すよう頼まれた。次々と起きる厄介事にもひるまず、古道具好きの依頼主の助けを借りて難局を切り開いてゆく。男たちの職人仕事は緻密にして清々しく、古道具を通して浮かび上がる人の情と縁はしっとりと心をほぐしてくれる。

登録情報

  • 文庫: 272ページ
  • 出版社: 徳間書店; 文庫版 (2012/2/3)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4198935084
  • ISBN-13: 978-4198935085
  • 発売日: 2012/2/3
  • 商品の寸法: 15.4 x 10.4 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 107,592位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
本作は第1話の初出が徳間書店『問題小説』の2002年4月号であるから、作者が直木賞を受賞した直後に発表された作品ということになろうが、いわば時の人であったにもかかわらず隔月で計4回掲載された状態で長らく放置されていた。その後08年12月号から09年3月号にかけて1話分の追加エピソードが掲載され、ようやく単行本化されたという経緯からして、率直に言って「駄作におまけをつけて無理やり単行本化した」という印象が拭えない。

タイトルは『晋平の矢立』となっているが、この矢立は主人公の晋平が道具好きということを描写するほんの一つの小道具にすぎず、ストーリー上特に重要なアイテムというわけではない。
話自体の組み立ても実に雑。主題がはっきりせず、未消化のまま書き散らされた感がある。話の展開も、第1話「船箪笥」における蔵の壁に開いた穴の謎解きを始めとして、説明不足かつ御都合主義に過ぎる。もともとディテールに拘る作風ではないにせよ、これでは受賞直後の大事な時期には出版できなかっただろう。

私は山本一力のファンであり、氏の時代小説には大体目を通しているが、本作のがっかり感は『いすゞ鳴る』以来のものだ。山本一力作品を未読の方には、別の作品から入ることをお奨めする。
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By Rob Jameson トップ1000レビュアー
形式:文庫
吉宗が八代将軍の座についた半年後享保二年、日本橋尾張町の大火の後始末を請け負った深川冬木町の「壊し屋」伊豆晋の頭、晋平が主人公。女房のおけい、配下の孔明、数弥、嘉市、富壱、大坂から来た助っ人一通などの面々。手練の人手と道具の工夫がないと蔵の解体は難しい。一力さんお得意の職人魂が躍動する。

壊した蔵から出たモノを見るうちに道具の目利きを覚えるところに話の種がある。船箪笥、備前焼の壺、幻の焼き物「宋胡録」、七宝の壺などの道具だ。

北町奉行所の三人の不逞定廻りが仕掛けた騙りを見破り、博打の胴元あやめの恒吉との直談判にむかう途中で拾った鼻黒の子犬がいい味の脇役となっている。(犬好きの評者としては丸太専門損料屋徳力屋で飼われている狼との合の子川上犬にも興味が湧くけれども)。

終章は安物の砂糖壺をめぐる苦い味がする小話だが、どうも一力さんらしくない結末で終わってしまうので減点ひとつしたいところだが涙をのもう。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「壊し屋」という解体業屋さんを素材に選んだのはとても面白かった。
登場人物たちも骨董の目利きができるという晋平も魅力的。
「伊豆晋」の面々が活躍する、今回の蔵壊しの大仕事をメインの流れにするか、
晋平と中心とした、彼と彼を取り巻く人々 という流れにするか、
どちらかに絞った連作短編だったら、もっとよかった と思う。
蔵壊しの話も、最後にでてきた晋平の目利きの話も
盛りだくさんすぎて、宙ぶらりんになった気分になってしまい、
最後「ここで終わり? 続きものだっけ?」と思ってしまったので。
(続編があるのだったらこれでもいいと思います。)
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