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47 人中、46人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
歌姫を越えた歌の女神!!,
By ムタ - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 時 (CD)
本田美奈子は80年代後期より大ファンで、ミュージカル等も可能な限り観に行っていたのですが、ここ数年は彼女のみならず新作CDを買わない生活をしており、恥ずかしながら、緊急入院の報を受けて購入した次第でした。しかしながら、ルネッサンス、ニュー・トロルス等、クラシック的要素を多大に取り入れたロックを好んで聴いてきた自分の耳には、それらの大半を凌駕する素晴しい作品と写ります。 全曲が、歌声の表情の豊かさ、多岐に渡る音楽に挑戦してきた人ならではの表現の巧みさに満ちていて素晴しいです。前作「アヴェ・マリア」でわずかに見られたリズムのブレ、声の裏返りもなく(あっても、味として成立させている)、何より、歌声の温かみ、存在感、押し付けがましくない力強さは比類のないオーラを放っているようにさえ思えます。 さらには、歌詞の付け方が独特で、メロディの波長と必ずしも同調していないように感じられ、賛否の分かれるところと感じますが、自分としては作詞家と歌手の信頼関係がなければなしえない試みと感じられ、より高度な表現を目指す試みとうつりました。 クラシックのソプラノ歌手としての本田美奈子がその分野で上手さにおいてどのぐらいのランクなのかは分かりませんが、この作品における歌唱は、技術、経験値、感性のすべてが備わっていなければ体現できない境地と感じます。 アイドルとしてのデビュー時から歌唱力には才能を感じさせた人でしたが、ここまでの進化にはひたすら頭が下がります。
33 人中、32人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
これからも、同じ時代を生きてゆく歌声,
By
レビュー対象商品: 時 (CD)
「みんな一緒にずっと青春して行こう」いつも、そう言っていた彼女が、私たちを置いて先に、逝ってしまいました。 長年の努力の証明でもある、美しい歌声と表現力、そして天性の美貌 まさに、これから 天下無敵 となるハズだったのに・・・。 このアルバム「時」には、同じ時代を、みんなで生きて行こうと、いう 彼女のメッセージが、込められています。 肉体は、滅んでしまいましたが、その精神と歌声は、永遠です。 これからも、同じ時代を生きてゆく歌声が、響きます。
24 人中、23人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
哀悼 本田美奈子さんを偲んで,
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レビュー対象商品: 時 (CD)
本田美奈子さんが、11月6日急性骨髄性白血病のために急逝されたというニュースには衝撃を受けました。今日、彼女が残してくれた2004年11月に発売されたアルバム『時』を聴きながら少し思いつくまま記します。 サンサーンスの「白鳥」、プッチーニの「誰も寝てはならぬ」というクラシックの曲が並んでいます。高音の伸びは特筆すべき物がありますね。限界かな、という音域からさらに上の音を細く、しかししっかりと伸びやかに歌いきる実力は並大抵のものではありません。 その軽やかでとても透明感のあるソプラノ・ヴォイスは、クラシックでもなく、ポップスでもない新しい境地を開いたように思えただけにその夭逝がとても残念でなりません。 流石に「ミス・サイゴン」をはじめ、多くのミュージカルの舞台を経験してきた実力はクラシックの世界でもハッとさせるような輝きを持っていました。ドニゼッティの有名なアリア「人知れぬ涙」の絶唱は、テノールとはまた一味違った哀愁を帯びていました。 「新世界」「ソルヴェイグの歌」など、有名な曲が続きましたが、どれも雰囲気良く穏やかな気持ちで聴かせてもらいました。本アルバムには本田さん自身が作詞をした曲も多く、レスピーギの「風のくちづけ」など、曲の雰囲気と詩がよくあっていましたね。 ラストの「この素晴らしき世界」を聴きながら、駆け足で走りぬけたその30数年の人生を振り返りたいと思います。 様々な音楽ジャンルに挑戦し、今まさに大輪の花が咲こうとした矢先に病魔に襲われたことがとても残念でなりません。どうか安らかにお眠りください。
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