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時間的無限大 (ハヤカワ文庫SF)
 
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時間的無限大 (ハヤカワ文庫SF) [文庫]

Stephen Baxter , スティーヴン バクスター , 小野田 和子
5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

人類は、木星軌道上に設置したワームホールをタイムマシンに転換すべく奮闘していた。そんな時、そのワームホールから未来人の船が現れた。乗っていたのは〈ウィグナーの友人〉と名乗る人々で千五百年未来の地球を支配する異星種属クワックスを滅ぼすためにやって来たのだという。だが、その裏には途方もない意図が。ハードSFの新たな旗手が、千五百年の時に隔てられた二つの太陽系の抗争を壮大に描いた傑作長篇。

登録情報

  • 文庫: 351ページ
  • 出版社: 早川書房 (1995/03)
  • ISBN-10: 4150110972
  • ISBN-13: 978-4150110970
  • 発売日: 1995/03
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 1.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 5.0  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 231,129位 (本のベストセラーを見る)
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1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 根っからの文科系の方は、あまり楽しめないかもしれません。反面、高校程度の物理学を理解し、相対性理論を少しでもかじっている人には、この上ない名作に感じられるでしょう。

 スケールの大きさには圧倒されてしまいます。その延長上で、宇宙の本質も語られます。ポール・アンダースンの「アーヴァタール」では、ビッグバン直後の揺籃期の宇宙の描写が出てきますが、この作品では終焉(あるいは再生前夜)を迎えた宇宙を見せてくれます。

 その宇宙の終焉を描いた最終第16章は、特に味わって読むべきでしょう。
 ハードSFではありますが、人間くさい描写もあります。主人公とその父親のバーチャル・コピーとの軽妙なやり取りでは、なかなかいい味を出しています。
このレビューは参考になりましたか?
3 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hoge2 トップ1000レビュアー
形式:文庫
天の筏につづいて手にとったバクスターの第2長編。
少年の成長と知りたいと思う気持ちへの肯定が瑞々しく描かれた前作に比べて、生きることを倦んだ登場人物が登場するなど、若干こちらは苦味が加わっています。
話自体は、ストーンヘンジや巨大生物からなる宇宙船に代表される異様なイメージ、ラストの壮大な未来図など、大風呂敷で楽しめます。
ただ本作の話の肝は、量子力学でいうところの観測者問題によって説明されます。これは平たくいうと、物事は誰かが観測するまであいまいな存在で、だれかが観測すると事象が確定するというものです。本文中や巻末の解説に説明がありますが、門外漢にはちょっと敷居が高くなってしまっているかなと思います。(嫌な表現ですが、読者を選んでしまうかも)
このレビューは参考になりましたか?
By gaki15
形式:文庫|Amazonが確認した購入
さすがバクスター。
ハードさとスペースオペラの見事な融合。

ハードSFに不可欠な「現代の理論物理学を巧妙に利用した」、
それらしい物理法則を援用した作品。
「11次元世界」や「大統一場理論」を作品中に織り交ぜながら、
「タイムマシン」の可能性を作中で上手に説明してくれている。

理論的巧妙さだけではなく、作品中の構造物(ジーリーの構造物
・生体を利用した船など)のスケールも大きく、
「時間」も数百年から数百万年そして最後は数百億年の桁まで…
それらが違和感を覚えさせずに登場し、作品のスケールもそれに
応じて大きくなっている。

また、スペースオペラとしてのエンターテインメント性も抜群。
主人公や未来人・クワックスが宇宙を舞台に、壮大なオペラを演じながら
各登場人物の性格もよく描けており、中身のつまった作品でありながら
一気に読むことができる。

往々にして「ハード性」と「オペラ性」が対立してしまい、ちぐはぐな
作品が多い中で、バクスターの作品構成は見事。

異星人に支配された人類世界・1500年未来からきた地球人・クワックス
人類の未来をかけての戦い。その戦いを左右する「ゲート」。
「遙か未来の宇宙」。「科学技術を裏打ちする物理法則」。

以上のどれをとっても、素晴らしい。

本書と「虚空のリング」をあわせてお勧めします。
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