島の王たちの配下・時間エージェントを捕えて過去界からの脱出の道を見出そうと奮闘努力する人類の活躍を描く大長編SFスペース・オペラ宇宙英雄ローダン・シリーズ第135巻。本巻の執筆者はシリーズ創始者の2人ダールトンとシェールです。現在界から惑星ヴァリオの時の門を通って5万年前の過去界へとジャンプしたウールヴァ兄弟とカクタの3人は一緒に来たシガ星人レミーとはぐれたが、任務である時間エージェントの捕縛に向かった。
『時間エージェントを追って』クラーク・ダールトン著:惑星カハロにあるフラスブールの基地内にテレポートして潜入した3人だったが、罠として仕掛けられた恐るべき装置‘空時転送機’に捕えられ、精神と肉体を切り離されてしまう。精神だけの存在となって虚空の宇宙空間を漂う3人に、嘗ての仲間エラートと球形生物ハルノが語りかけて来る。『時間ステーション急襲』K.H.シェール著:3人は苦戦の末にグッキーの活躍で救出され、フラスブールを捕虜にする。ミュータント部隊が時間エージェントの思考を読み取った結果、ヴェガ系第六惑星ピゲルに時間ステーション基地があり、時間間転送機という500年だけ未来へ進める装置の存在が判明する。ローダンはアトランと協議し、クレスト3による急襲作戦を敢行する。
グッキーがシガ星人のレミーに、発生してから300年になるシガ星人が寿命800歳から900歳だとどうして解るのかと尋ね、明らかな矛盾を指摘して悦に入ります。故松谷健二氏のあとがきは、失明した愛犬のお話の続きです。動物達は自然に歳を取り、自然に死んでいく。失明というような不幸も自然に受け入れているのかも知れない。それは我々が動物に学ばなければならない事の一つだろう。また、かわいらしい子犬の時だけちやほやして、老犬になると保健所に運んで始末してもらう人などは、犬を飼う資格ばかりか人間たる資格にも欠けると言い切られています。