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時間は実在するか (講談社現代新書)
 
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時間は実在するか (講談社現代新書) [新書]

入不二 基義
5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

「飛ぶ矢」は止まっている!?
マクタガートの「非実在性」の証明とは!?
過去・現在・未来の「罠」

飛ぶ矢のパラドックスに始まり、マクタガートの非実在性の証明を検証し、新しい形而上学を構想する。

「実在」の第1の意味――
まずは、マクタガートから「遠く離れた」ところから始めてみよう。……古代ギリシアの哲学者であるゼノンとアリストテレス、古代末期のキリスト教者であり哲学者であるアウグスティヌス、初期大乗仏教の確立者ナーガールジュナ(龍樹)、明治から昭和期の国語学者山田孝雄(よしお)。彼らの議論を参照しながら、その「問題」へと接近してみよう。
「実在」とは、まず第一に、単なる見かけ(仮象)ではなくて、ほんとうに存在しているものという意味である。
「ほんとうに(really リアリィ)」という副詞を名詞にすると、「実在(reality リアリティ)」になる。見かけ(仮象)を剥ぎ取った後の「ほんとうの(real リアルな)姿」の中に、「時間」がはたして含まれているのかどうか。それが、「時間は実在するか」という問いの1つの意味である。――(本書より)

内容(「BOOK」データベースより)

飛ぶ矢のパラドックスに始まり、マクタガートの非実在性の証明を検証し、新しい形而上学を構想する。

登録情報

  • 新書: 320ページ
  • 出版社: 講談社 (2002/12/16)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4061496387
  • ISBN-13: 978-4061496385
  • 発売日: 2002/12/16
  • 商品の寸法: 17.2 x 10.6 x 1.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.1  レビューをすべて見る (16件のカスタマーレビュー)
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最も参考になったカスタマーレビュー
66 人中、56人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
 過去から未来へと動く「今」に視点を置いたA系列の時間と,年表のように過去から未来までを一望に見下ろすB系列の時間とに時間を分けて,時間の本質はA系列にあってしかもA系列は矛盾するがゆえに,時間は実在しない,というのがマクダガートの時間論らしい。これを正確かつ明瞭に解説する本書の前半まではとてもエキサイティングに読めた。

 しかしマクダガードの議論の欠点を指摘し,著者の持論を展開する後半では,その興奮は持続しなかった。著者のきわめて緻密な議論にわたしの粗雑な頭が着いていかなかった,ということもあるだろう。だが,それ以上に,著者の説を構成する新語が気に入らないのだ。

 A系列とB系列が入れ子構造になっていることを説明する際に用いられる「時間のそのつど性」「時間のとりあえず性」,A系列はじつは系列でないことを説明する際の「成る」。
 
 時間の正体は関係性であるという発想には興味を惹かれるが,美しくない新語を駆使して緻密に記述された考えは,真理のもつであろうシンプルさや迫力に欠ける気がして,苦労して追い続ける意欲が持続しなかった。
 
 ほかのレビューアーは5つ星をつけているから,緻密な頭の人には最期まで面白いのかもしれない。値段を考えれば,前半だけでもおすすめできます。

このレビューは参考になりましたか?
29 人中、24人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:新書
筆者の説明は(おそらく大学の講義で、学生からの質問に答える中で形作られたものと思われる)痒いところに手が届くものであり、筆の運びも軽やかで大変読みやすい。

時間の哲学に関する本は数多く出ているが、そういったものを読む際の基礎的な考え方を身につけるための入門書として、本書は最適であると感じられる。

筆者の時間に関する視点も、大変スリリングで面白い。
このレビューは参考になりましたか?
26 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By お気に召すまま トップ1000レビュアー
形式:新書
「時間様相」と呼ばれる過去・現在・未来という時間は、その正確な定義もなく、それが本当に存在するのかどうかも疑問視されてきた。これは「マクタガートのパラドックス」として知られる難問であるが、本書は、日本でこの問題に本格的に取り組んだ最初の書物である。マクタガート自身の記述は簡潔で、しかも予想される異論を反駁するというスタイルなので、そもそも何がパラドックスの核心なのか、従来はよく分らなかった。テキストの細部の問題点を鋭く抉り出す本書によって、パラドックスの全貌はほとんど余すところなく明らかになる。そして考察はさらにその先へと進む。著者は、「矛盾」概念の熟考、時制性と無時制性との交替と連鎖、「とりあえず性」の隠蔽や抑圧という新しい視点から、「動く今」時の流れ」という時間論最大の謎へ肉薄する。大胆な構図によって時間の形而上学が素描される第5章は、日本の哲学者には稀な、本物の哲学する喜びに満ちている。
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... 続きを読む
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時間論と言えばこの一冊!!!!
時間に関する本は何冊か読んだけど、この本が一番おもしろくて、わかりやすかったし、すごいと思った。流石に最後のほうは難しかったけど、途中までスラスラ読めたし、哲学の... 続きを読む
投稿日: 2006/4/20 投稿者: 哲学する河童
連日、持続、くらし
たしかショーペンハウエルとかいう哲学者が物事とか事象が変化しなければ、
時間は意味をなさないと発言していたようです... 続きを読む
投稿日: 2005/2/12
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