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著者の方法は、いわゆる原始共同体における時間の観念、万葉集、古今集、古事記といった古代日本の書物に見られる時間の観念、西欧社会の歴史に沿った時間の観念の変化を見ていくことだ。
万葉、古今のそんな解釈があるのかという驚きだけでもこの本を読んだ価値があると思った。著者独自の解釈だけによるものではないから、もちろんすでに知っている人はいるだろうが、著者は特に時間の観念に絞って解説を加えている。
原始共同体、古代日本、西欧世界と話題が跳んでいくのはアクロバットのようであるが結果としてそれなりの説得性を発揮している。
私の中でニヒリズムが克服されるかどうかはもう少し時間を置かなくてはわからないが、生き方の姿勢としてあらたな指針を得たと思う。
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