斉藤さんの旅日記の魅力は、身近なところに冒険を見出し、
自分もこんな旅をしたい、冒険をしたいと思わせるところにありました。
「東海道自然歩道213万歩の旅」でも、「行きあたりばっ旅」シリーズにしても。
でもこの本は読み進むにつれ何度も読むのをやめようかと思いました。
最初は待望の続編ということでワクワクしてページをめくり始めました。
でも、
「どこどこの県で、誰々さんに表敬訪問を受けた。」
「某会社に招待されました。」
「ファンの集いに参加した」
「某県で、某知事とであった」
めくってもめくっても交友録が続きました。
読んでいて、退屈している自分に気づきました。
いつになったら、日本の魅力を再発見する文が出るんだろう?
いつになったら、胸の踊る冒険をされるのだろう?
ページをいくらめくっても・・・、
「誰々さんにアポをもらって会いに行きました。みんなに招待されました。」がどこまでも続くうえ、
登場する実名でかかれた誰々さんって、読者にとって知らない人ばかり。
当人しか知らない人との出会いを延々読まされて面白いでしょうか?
もちろん、人との出会いは旅では何より大切ですが、この本はその比率があまりにも極端なのです。
これは、旅の本ではありません。
読者のためにかかれた本ではありません。
「自分と、友人のために書いた本」でした。
筆者は人との出会いを大切にしようとしてるようにも見えます。
でも、この本はもうそんなレベルではないという気がしました。自尊心が強く出すぎています。
あまりに自分の交友をアピールしすぎで、ぜんぜん胸が躍りませんでした。
これって金を払って読まされる内容でしょうか?
私はシェルパさんの本のファンです。
少年期からすべての本を買い続けてました。
だからこそ、このレビューを書きました。
そしてこれ以後、シェルパさんの本は買っていません。
自分のためではなく、スタッフのためでもなく、友人のためでもなく
読者のための本が出るまで、私は待ち続けます。