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23 人中、21人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
館シリーズ最長(現時点で),
By radio5 (東北) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 時計館の殺人 (講談社文庫) (文庫)
綾辻行人氏は、基本的にトリックメーカーと言うよりもストーリーテラーだと思います(どなたかも何かの解説で書いておられましたね)。代表作である館シリーズをはじめ、いわゆる○○トリック的な仕掛けが氏の作品には多いですし、囁きシリーズなどはサスペンスタッチが強いですね。無論、意外なオチはつきますが。 そんな中で、この作品は、相当大掛かりな一発トリックが軸になってます。それはもう悪魔のような大仕掛け。伏線が螺鈿細工のように到る所に散りばめられており、それらをいちいち拾い集めるだけでも大変な作業だったとの事。そのお陰でこの分量になってしまったのでしょうかね。 それと、僕は読んでて恐かったです。人が次々に死ぬんですが、そこら辺のサスペンスフルな筆運びが秀逸だと思い'''す。『殺人鬼』よりも恐怖感は上でした。 日本推理作家協会賞受賞作(当時の史上最年少)。
6 人中、6人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
推理小説ならではの快感を味わえる作品,
By リングス (京都府京都市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 時計館の殺人 (講談社文庫) (文庫)
一番最初に読んだ「十角館」の次に衝撃を受けた作品です。1作目、2作目…と読んでいって、5作目にこんなに凄い作品が控えているとは知りませんでした。他の作品よりも随分長いのに(その後の「暗黒館」は別として)全くダレることなく最後まで一気に読ませられるし、しかもトリックが明かされるまで全く気付きませんでした。そのトリックに気付いたとき、今までの全ての伏線が一気に明らかになる…という、推理小説ならではの“快感”を味わえる作品だと思います。 あと他の方も書いておられますが、読み終わった後何となく切ない読後感が残るのもいいですね。「時計館」という設定がちゃんと重要なポイントになっている点も気に入りました。
15 人中、13人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
日本推理作家協会賞に恥じぬ傑作,
By 白痴 "ブエナビスタ" (兵庫県三木市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 時計館の殺人 (講談社文庫) (文庫)
本書のトリックはちょっとやそっとじゃ考えつかない大トリック。その非凡な着想をこれ以上ないくらいの周到さで、考えに考え抜いて作品に結実させている。構成もきっちり設計されている。ヒントの与え方も計算しつくされていた。事件自体は陰惨だが、一度読み通しても、何度も読み返しても良いと思わせる読後感の良さが美点。結末のカタルシスは爽快そのものである。 褒めるだけでは公平でないので、欠点も少し述べると、人物造形がやや弱いのと設定に無理がある気がする。しかし、それも物語自体の面白さに免じて許してしまえる程度の僅傷である。もしかするとあげつらうほうが無粋といった程度のもの。 結論、推理小説好きは勿論、そうでない人にも推理小説の真髄を教えてくれる真の名作!自信をもって五つ星を推奨できる。是非ご一読を。
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