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北村薫さんの「私」シリーズ以上に、ミステリーとしては弱いですが、人の優しさを感じさせてくれる一冊です。「私」シリーズと比べるとストレートなので、「私」の気取った感じが好みじゃない方でも、この作品なら大丈夫だと思います。
気軽に、人の殺されないミステリーが読みたい方に、オススメです。あ、でも、この本、ハードカバーなので、コストパフォーマンスで考えると、星4つか3.5というところかもしれません。
シークが管理する美しい森。
そこを舞台に描かれる作品自体の雰囲気のよさ・・・これが最大の売りではないでしょうか。
生者と死者、人間と自然、すべてを平等に優しく包み込む護さんがとにかく素敵!
(身近に護さんがいたら私は確実に惚れます)
翠が護さんを大切に思う気持ち、
護さんが自然や人に語りかける言葉の数々は、
胸が苦しくなるほど美しく素直な言葉で綴られています。
その美しい表現の数々を、私は何ヶ所ノートに書き写したのかわかりません。
本当の意味での「癒し」、この本にはそれがあると思います。
きらきらと輝いていて、美しい心の中から素直に溢れてくる言葉・・。
読書をすることの醍醐味を十分に堪能させてくれた作品だと思います。
自然の描画が心地よい。しかし内容はミステリー。... 続きを読む
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