以前、上海を知ろうとしたときは、小むづかしい専門学術書、あるいは「上海もの」といわれる“一週間程度ホテル暮らしをして書き上げた通り一遍の上っ面”をなぜたような旅行記しかなかった。
ところが、この本は中国と上海史の基本をしっかりと押さえ、上海トピック、雑学満載。しかも、一つ一つの情報が生き生きしている。つまり、街の臭い(匂い)がはっきりわかる。おまけに読みやすい文章であるのがうれしいかぎり。
そう、こんな紹介記が欲しかったんだ。これから上海を歩こうとする人にとって、この本は間違いなく「バイブル」になることだろう。