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時空を旅する遺伝子~最新分子生物学の不思議ワールド
 
 

時空を旅する遺伝子~最新分子生物学の不思議ワールド [単行本]

西田 徹
5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,680 通常配送無料 詳細
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時空を旅する遺伝子 最新分子生物学の不思議ワールド
生命の起源は約40億年前にさかのぼる。太古の生物の遺伝子は、果てしない時間を旅して現代にたどり着いた。本書は最新の分子生物学が解明した生命現象を紹介し、そこから、人間社会にも応用できる英知を探る。

生命は、DNAを格納する核を持つ「真核生物」と、持たない「原核生物」に分けられる。数十億年前、真核生物の祖先は、大腸菌に似た原核生物を取り込み、一体化した。取り込んだ原核生物は、今では細胞内のミトコンドリアとして、エネルギー生産工場の役割を果たす。生命の合体は常に起き、現在も進行中である。著者は、こうしたプロセスがM&A(企業の合併・買収)とそっくりだと指摘する。M&Aは欧米の異質なビジネス手法ではなく、生き残りを賭けて競争する世界では、必ず生じる現象ととらえられる。

細胞は、時に意図的な死「アポトーシス」を起こす。生命が、一種の消去法であるアポトーシスを採用しているのは、その方が効率が良いためだと考えられている。ここから、著者は企業戦略を構築するうえでも、消去法の採用がコツになると分析する。

40億年進化してきた生命のダイナミズムが分かりやすく描かれ、人間社会や企業のあり方を考察するうえで、新しい視点と発想を提供する1冊だ。


(日経ビジネス 2005/10/03 Copyright©2001 日経BP企画..All rights reserved.)

出版社 / 著者からの内容紹介

生命の誕生以来、約40億年の長い歴史を旅してきたDNAは、命のバトンを未来の世代に引き継ぐために何をしてきたか?――元・バイオ研究者の経営コンサルタントと旅する、最先端分子生物学の不思議ワールド……。
我々人類は異なる生命体同士のM&Aの産物であり、敵対する生物の合体が進化のエネルギーを生んだ! クローン生物を早死にさせる命の回数券って何? DNAの「雑音」がどうしてそんなに重要か?全く別の生物どうしで今も遺伝子が移動しているなんて、そんな馬鹿な!――最先端の分子生物学からの発想は、既成の常識にとらわれない柔らかな考え方を我々にもたらしてくれる。社会人にピンとくるようなビジネスや人間社会での比喩や事例を駆使し、生命でも人間社会でも不変の「英知」をざっくりわかりやすく解説した、一番分かりやすい最新分子生物学の入門書。

登録情報

  • 単行本: 276ページ
  • 出版社: 日経BP社 (2005/6/30)
  • ISBN-10: 4822282368
  • ISBN-13: 978-4822282363
  • 発売日: 2005/6/30
  • 商品の寸法: 19.5 x 13.5 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.0  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 553,628位 (本のベストセラーを見る)
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形式:単行本
この本を読み終えた時、分子生物学の本だったよな、という程、分子生物学という領域を超えた分野の本だと思う。
もちろん最新のcが非常に分かり易く説明されていて、それだけで十分面白い本である。分かり易く・・・と言っても容易な単語を並べているわけではなく、おそらく筆者のコンサルタント業務で培ったであろう説得力のある図と説明によって理解しやすいのである。
しかしこの本の読後感は、最新の分子生物学が示唆するビジネスや人間生活へのヒントが満足感を与えてくれる。そこには筆者の奥深いテーマが見え隠れしていて、分子生物学にあまり興味が無い人にも是非お勧めしたい1冊である。1つ難点を言えば、「殺生する」ことには、分子生物学の立場から明快に否定する回答が欲しかったと思う。
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形式:単行本
ますます加速度がついているカネ・モノ中心の資本主義社会。その一方で環境問題に対する関心も高まり、「生命」「いのち」の尊さ、大切さを見直す動きも盛んです。しかし、われわれはどこまで「生命」や「いのち」というものをわかっているのでしょう?
本書は、もともとは遺伝子の研究者でありながら、そこからビジネスの世界に入っていった著者が、最新の分子生物学の知見を紹介しながら、「生命」と「企業」の原理について迫っていきます。
分子生物学から見た「生命」の世界は、牧歌的なイメージとは全く無縁の世界です。例えば、人間とは「過去に2種類の全く異なる生物が合体した結果」であるという事実。まるでホラー映画のように、われわれ人間も「合体生物」なのです。著者はここから、企業の世界で進行する企業買収・合併に対して考えていきます。
そのほか、われわれ人間の進化への道のりは、「住む環境を追われ、それしか選択肢がなかった」プロセスであり、ご先祖様は生存競争の敗者であったこと。また、生命の基本情報を伝える遺伝子は、「天然」のイメージとはほど遠いCDやDVDのようにデジタル情報で記録されていることなど、「進化」や「生命」の本質があぶりだされてきます。
そして最終章では「生命の目的は何か?」という究極の問いに、著者は次のように答えています。
「生命が今生きている、あるいは未来に向けて進化するのは、何か目的があるようにも見えます。でもそんなものは存在しない。「自分自身の安定性」「自己複製能力」「複製エラー」の3つの性質をたまたま身に付けた存在が、極めて刹那的に、その性質をせっせと実行しているだけの存在。それが生命なのです」。このあきらめともいえる境地から、著者は残った希望を発見します。
希望についての掘り下げに不満は残りますが、最新の分子生物学をとてもわかりやすく、本質を描き出しているのは見事です。 さらなる続編を期待します。
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形式:単行本
この本を読み終えた時、分子生物学の本だったよな、という程、分子生物学という領域を超えた分野の本だと思う。
もちろん最新のcが非常に分かり易く説明されていて、それだけで十分面白い本である。分かり易く・・・と言っても容易な単語を並べているわけではなく、おそらく筆者のコンサルタント業務で培ったであろう説得力のある図と説明によって理解しやすいのである。
しかしこの本の読後感は、最新の分子生物学が示唆するビジネスや人間生活へのヒントが満足感を与えてくれる。そこには筆者の奥深いテーマが見え隠れしていて、分子生物学にあまり興味が無い人にも是非お勧めしたい1冊である。1つ難点を言えば、「殺生する」ことには、分子生物学の立場から明快に否定する回答が欲しかったと思う。
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