内容説明
究極の流し撮りにより切り取られた東京の風景写真集です。日常的な風景のなかで、動くものが静止し、静止しているものが動きだしています。その多少のズレ感覚が、異次元の世界をかいま見せてくれます。
レビュー
移動している被写体にピントを合わせてシャッターをきる。背後の風景があめのように伸びて、ボケる。動く人や車は静止し、代わりに止まっているはずのビルや道路が流れ出す。選ばれた者を除く世界のすべてが、時間を止める魔法にかかったようだ。一枚の写真に封じ込められた静と動の2つの時間。両者の間に横たわる「時差」が、日常の風景を少しだけ特別に見せている。 --日経新聞 (2008/07/27)
著者について
5歳のときに初めてカメラを手にし、以来、写真への興味を持ちつづけている。いくつかの職に就くも、写真への想いは断ちがたく、撮りつづけていた写真が雑誌や商業的に使用されるようになったのを機会に独立。その後も紆余曲折はあったが、現在は、主に、東京下町の撮影に取り組んでいる。(著者のブログ:Kai-Wai 散策)