2008年6月20日リリース。筆者の角川総一氏は京都大学文学部中退後、さまざまな職を経た後公社債新聞社、日本債券新聞等で記者生活を送った後独立された方である。実は15年ほど前、社内でファイナンシャル・プランニングの研修があり、その時に金利・債券・為替について講師をしていただいたのが角川氏だった。その時の印象が非常に強く、以後氏の出す本はほとんどチェックしている。
一連のシリーズの中で最後に出た本作は、皮肉にも数ヶ月後にリーマン・ショックという100年に一度と言われる株式の世界的暴落が発生することになる。その動きを『時代即応版』として捉えていたかというとはなはだ疑問符が付く。生徒として作者から学習した者の感想としては、氏の最も得意とする分野は『債券』であって、決して『株式』ではないと思う。はっきり言って一番のウィーク・ポイントが『株式』だと思う。
ただ一連のシリーズの一冊として本作を手に取るのは意味あることに思える。ただ内容的には3冊の中で一番弱いと思える。