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時の誘拐 (講談社文庫)
 
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時の誘拐 (講談社文庫) [文庫]

芦辺 拓
5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)

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キャンペーンおよび追加情報

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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

名探偵、大阪を翔ける 本格推理の到達点!
府知事候補の娘樹里が誘拐された。身代金運搬に指名されたのは全く無関係の青年阿月。だが大阪の都市構造を熟知した犯人の誘導で金を奪われ疑いの目は阿月自身に。彼の汚名をすすぐべく乗り出す素人探偵森江だが、捜査の先には戦後の大阪で起きた怪事件の謎が!? 過去と現在が交錯する著者屈指の傑作長編。


内容(「BOOK」データベースより)

府知事候補の娘樹里が誘拐された。身代金運搬に指名されたのは全く無関係の青年阿月。だが大阪の都市構造を熟知した犯人の誘導で金を奪われ疑いの目は阿月自身に。彼の汚名をすすぐべく乗り出す素人探偵森江だが、捜査の先には戦後の大阪で起きた怪事件の謎が!?過去と現在が交錯する著者屈指の傑作長編。

登録情報

  • 文庫: 621ページ
  • 出版社: 講談社 (2004/03)
  • ISBN-10: 4062739658
  • ISBN-13: 978-4062739658
  • 発売日: 2004/03
  • 商品の寸法: 14.6 x 10.8 x 3 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.7  レビューをすべて見る (3件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 449,534位 (本のベストセラーを見る)
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最も参考になったカスタマーレビュー
5 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By カスタマー
形式:文庫
メインのネタはやや弱い気がするが、惜しげもなくたくさんのアイディアを詰め込んで、現代と過去の交差する物語を構築しており、なかなかの力作だと思う。はじめの誘拐シーンのところが特に読んでいて面白かった。

ただ、筆者の官僚批判や警察批判、大阪賛美があまりにも濃厚で、読んでいてだんだん辟易していった。たとえば作中における「警察の横暴」描写がどこまでが事実に基づいており、どこまでか筆者の創作なのかといったことが分からない限り、読者にはその警察批判が妥当なのかどうかを判別できないのではないだろうか。

このレビューは参考になりましたか?
4 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
 確かに「ちょっとそれはありえない・・・」というシーンもあったが、「真実かどうかがわからない」というのは、あまりにも能天気だ。私はこの物語は、帝銀事件にヒントを得た芦辺氏が独自の想像力と知識を駆使して作り上げたものであると考えている。なぜなら、濡れ衣を着せられて死刑になった●●●●の境遇は、帝銀事件の平沢氏にそっくりだからだ。平沢氏は画家で、薬物の専門的知識が何もなく、生き残った被害者も「犯人はこんな顔ではない」とはっきり証言しているのにもかかわらず、検察・警察の捏造によって犯人にされた。そして、一生を檻の中ですごした(死刑の執行は行なわれなかった。このことも検察の犯罪を裏づける証拠)。
 また、狭山事件が起きた頃の石川氏は、「漢字」はおろか「ひらがな」もマトモに書けず、検察側が証拠と主張する脅迫状など書けるわけがないのに、一審死刑・最高裁で無期懲役が確定。今も再審請求を却下され続けている。
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By 志村真幸 トップ500レビュアー VINE™ メンバー
形式:文庫
 1996年に立風書房から出た単行本の文庫化。2001年のノベルス版もある。
 架空の都市・大阪での誘拐事件を描いた作品である。現実の大阪とだいたい同じなのだが、政治や行政については各所が異なっている。そのあたり、積極的に政治的主張が込められていて、読んでいて胸のすく思いだ。
 誘拐事件は、前半はよく考えられていると思う。展開に工夫があり、引き込まれるように読んでしまう。しかし、後半の殺人事件へと発展していくあたりから、やや物足りなく・・・。
 また、戦後すぐの大阪で起きた事件とも重ねられていくのだが、このあたりは見事な腕の冴えを感じた。厚い本だが、一気に読んでしまった。
 姉妹編として『時の密室』もあるので、合わせて読むとますます面白いだろう。
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