新シリーズ『ミストレスシリーズ』の第一弾です
第二弾『月明かりの口づけ』第三弾『甘い蜜に溺れて』です
弟の借金を返済しなければ、領地を謝金のカタに取られ、まだ若い妹の結婚にひびく
何とか返済の糸口を見つけようと貸し手で悪名高いヒーローのもとへ行くジュリアナ
ジュリアナは未亡人、ヒーローに借金を返せないなら愛人になるかと迫られます
この条件を飲むしか方法はなく、イヤイヤながら申し出を受けるのですが、ヒーローは
メチャクチャ甘くて優しい男で頭もいい、唯一の欠点は貴族ではないというところ。
でもこのヒーローにもすごく深く因縁のある過去があり徐々に明らかになっていくのですが
悪役であるセント・ジョージは今まで読んだヒストリカルの中でも群を抜いてあくどい!
人殺しなどあたりまえでヒーローを憎むことこのうえなく、苦しめるだけ苦しめてきます。
そんなことは知らないジュリアナにもセント・ジョージの影が忍び寄り、ヒーローを苦しめ、
誤解が誤解を生み、二人の甘アマな蜜月は終わりを告げてしまい、愛するが故に苦しみます
ロマンスだけではなく秘められた過去の展開がうまくまとめられ、進行し、濃厚で愛と憎しみ、
復讐と策略、それ以上の感情が入り乱れてとにかく最後まで飽きることがありません。
読み始めて「ここらへんでやめとこう」なんて思いませんでしたし、丁寧なストーリー展開に
惹きこまれてあっという間に読み終わってしまいました。
第二弾、第三弾のヒーローたちも顔を出しますが、今回のヒーローのレイフは行動力ある男性で
宿敵を追い詰めていく姿とジュリアナへの想いを秘めた姿は、とてもステキです。
『あやまちは愛』『愛といつわりの誓い』のリタ賞作家のトレイシー・アン・ウォレンの
筆力はこの新シリーズでも存分に味わえました。大好きなシリーズです。