ご存知「孤独のグルメ」でお馴染みの久住氏が贈る「銭湯&昼酒」エッセイ。「昼の明るいうちから入る銭湯と上がった後のビールは最高にして最強」というコンセプト?から、ほぼ都内の銭湯の入湯記と湯あがりに入った居酒屋や焼き鳥屋・そば屋での昼酒の素晴らしさ賞賛エッセイ作品だ。全編が様々な銭湯で出会う不思議な人々を観察し、今に残る銭湯のたたずまいや、忘れ物?のエロDVDに出会うハプニングなどの銭湯レポートとその後に立ち寄る店でのビールののど越しとつまみ、またその「飲み屋」の雰囲気、ご主人や客達の様子・・・で占められている。これを読んでると、確かに昼に飲む風呂上がりのビールはうまそうだし、ついこちらも飲みたくなってくるのだが、いかんせん構成がすべて「銭湯→居酒屋」であるため最後の方はだんだんと酔いが回ってくるというか、同じような話でおなかがいっぱいになってしまうのはご愛嬌か・・・あとやはり「孤独のグルメ」ファンとしては、これが漫画になっていたなら・・・と、どうしても思ってしまうのは私だけではないであろう。それにしても、「昼酒をうまく呑むためにわざわざ銭湯に行く」というのは、とてつもなく豊かで贅沢な時間であると共感。次の休日は昼から呑もうかな・・・と思わせる一冊。