『
ウルトラセブン1967』―くわしくは商品ページ、およびレビューを参照―に続く、“セブン”のものとしては2つめとなるDVDつきビジュアルブック。
今回は制作No.順に“セブン”という作品が造られた日々を追い、その合い間に貴重な未登場怪獣/宇宙人のデザイン画や、未放映フィルムからの抜粋カットなどがインサートされている。全体で120ページと増量され、うちカラーも24ページに増えた(残りは単色モノクロ印刷)。
ただ、ずーっと見ていくと今回は「現象としての“セブン”」、そして「タイムスリップ感」を感じられる写真や資料がほとんどなく、圧倒的に怪獣/宇宙人がメインで、こういった貴重な写真をこそまとめて見たかった方にはたまらない構成だろうとは思うけれども、“セブン”のドラマ部分にも惚れ込んでいるオレなんかからすると、どうしても単調な印象で、次第にダレてきてしまう。『ウルトラセブン1967』とは違って、あまり余韻の残らない終わり方も残念。
ただし、『ウルトラセブン1967』とダブらないよう、慎重に編集されているところには好感がもてた。個人的には、7ページに載っている「おっ母さん、もうじきポインターができるよ!」とでも題をつけたくなる一枚の写真がお気に入りだ。
DVD(約27分)には、ウルトラセブンのマスク造形の佐々木明氏、機電の倉方茂雄氏、メカのミニチュアを担当された郡司隆夫氏の短いコメント、当時発売された8mmフィルム「湖のひみつ」(約3分。カラー・サイレント。ダンを演じた森次氏のローテンションなコメンタリーつき)などが収められているが、やはり白眉はフルハシ・アマギ・アンヌのお三方による座談会(音声のみ。約14分)ではないだろうか。短い時間だが、フルハシことマムちゃんらによるぶっちゃけトークが絶好調で、いやホント、うれしい限りだった。