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昭和精神史 (文春文庫)
 
 

昭和精神史 (文春文庫) [文庫]

桶谷 秀昭
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社/著者からの内容紹介

様々な史観がせめぎあい、ねじれあう昭和前史。不幸な父祖の歴史をどうしたら正確に辿ることができるのか?渾身の力作千二百枚

内容(「BOOK」データベースより)

敗戦の虚脱から、深い吟味もなく過去を否定しようとつとめてきた日本の戦後。しかし大東亜戦争は、本当に一部指導者の狂気の産物と片づけられるのだろうか。既成の史観から断罪するのではなく、変革と戦争を必死で生き抜く日本人の喜び、悲しみ、苦悶に丹念に寄り添いながら、再検証する昭和前史。毎日出版文化賞受賞の力作。

登録情報

  • 文庫: 731ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (1996/04)
  • ISBN-10: 4167242044
  • ISBN-13: 978-4167242046
  • 発売日: 1996/04
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.8 x 3.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 211,861位 (本のベストセラーを見る)
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By それから トップ1000レビュアー
形式:文庫
実は本書「昭和精神史」(文春文庫版)は最近、やっとAmazon.co.jpで購入したばかりである。
過日、続編に当たる「昭和精神史・戦後編」(文春文庫版)を先に読んで、その後、前編に当たる本書(ハードカバー版)は、地元の図書館に偶々、あったので読んだことはある。

冒頭で著者は「昭和改元の年から敗戦期までの日本人の心の歴史を描こうとしている」と述べる。「それは文学史でもなく、思想史でもなく、あるいは思潮史でもなく、精神史と呼ぶのは、その時代に生きた日本人の心の姿を具体的に描きたいからである」という。

著者は、この精神の風景を対象から少し距離をおいて淡々と、述べていく。
登場人物は範囲が広く、また多い。一人だけ、印象に残った人物を挙げるとすれば、本書で初めて知った保田與重郎である。
本書を読んでの私見ではあるが、昭和という時代は思想的にも政治的にも「マルキシズム」を抜きにしては考えられないと思う。丸山真男流にいえば、日本の古層に流れる執拗低音と新たに勃興してきた「マルキシズム」との葛藤の時代といえようか。

著者の昭和は「戦後編」で昭和45年の三島由紀夫の死をもって終焉する。
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形式:文庫
 中身としては、非常に難解だと感じました。ただ、他にこれに似た本は無いのではないか。と思います。期間としては、昭和元年から昭和二十年(敗戦の年)あたりまでの話です。正直いって、これがこうで、どーなって。とか、なかなか説明しにくい本です。ただ、あとがきからの話ですが、文学史として読むこともできると評価している人もおられるようです。ただ、個人的には、この本について。それでも文学史じゃあない「精神史」なんだという感覚があります。
 あと、巻末に参考文献が非常に懇切かつ丁寧に載っています。きちんと各章ごとにわけられいます。おそらく全部で百冊ぐらいになるかと思います。それだけでもたいへん参考になっています。
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形式:文庫
戦後民主主義の常識では戦前は「軍国主義」であり、暗黒時代ということになっています。桶谷氏は左は「共産主義者」から右は「帝国軍人」まで登場させて、その常識を覆し昭和の精神を描いていきます。

戦後、過去を裁くのに熱心のあまり、過去に対して盲目になった人達がいます。そんな人達が未来に対して盲目となったのは言うまでもないことだと思います。そうならないためにも、我々は昭和の精神に向き合う必要があるのではないでしょうか。
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