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昭和天皇〈第2部〉英国王室と関東大震災 (文春文庫)
 
 

昭和天皇〈第2部〉英国王室と関東大震災 (文春文庫) [文庫]

福田 和也
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

出版社 / 著者からの内容紹介

「彼の人」とその周囲の人々を通じ、激動の時代を描き尽くす傑作評伝。初めての外遊を経て大正が終わり、ついに裕仁の時代が訪れる --このテキストは、 単行本 版に関連付けられています。

内容(「BOOK」データベースより)

「彼の人は、この地において、その人生のなかでもっとも甘美な時の一つをもった」。大正十年、皇太子裕仁は初の欧州外遊で自由の味を知る。しかしその青春は早すぎる終焉を迎えた。帰国後、原敬首相暗殺、関東大震災、虎の門事件などが続発し、世情が不穏の相を濃くする中、やがて大正天皇が崩御。ついに裕仁の時代が訪れる。

登録情報

  • 文庫: 368ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2011/5/10)
  • ISBN-10: 4167593092
  • ISBN-13: 978-4167593094
  • 発売日: 2011/5/10
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
第二部は、皇太子・裕仁の6ヶ月に亘るヨーロッパ外遊と
帰国後の大正時代後半の国内世情が中心に描かれます。
大正天皇の体調が芳しくないなかでの皇太子外遊。それは、
まさに国家的プロジェクトともいえる壮大なものでした。
しかし、裕仁にとっては(もしくはその後の昭和天皇と
日本国にとっては)かけがえのない貴重な6ヶ月だったと
感じます。山縣有朋に「石地蔵のよう」と酷評された生真
面目な裕仁が、道中の側近たちとのふれあいや英国皇室との
関わりにより、徐々に人間的な豊かさと奥深さを身につけて
いくさまがよく描かれています。
帰国後は、戦前昭和の暗い20年を暗示させる大正後半の
出来事が頻発。原敬暗殺、関東大震災、虎ノ門事件(裕仁
本人が狙撃される)とテロや災害が相次ぎ、大正の世は
終わりを迎えます。ちなみに、原敬が長命であれば昭和の
歴史は違っていたとする、著者の高い評価は新鮮でした。
それほど優れた政治家とは思っていませんでしたので…
次巻第三部からはいよいよ昭和。裕仁本人と昭和の歴史が
重なり合っていきます。
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By ボーン・ウイナー VINE™ メンバー
形式:文庫|Amazonが確認した購入
裕仁が成長して慌しく英国向けに出発するところから始まって大正天皇の崩御までを描いている。
第一部より時代が近くなったせいか、色々の出来事が身近に感じられるようになり、一部よりは面白く読み薦めることができた。
外遊では日英同盟を打ち切った英国の歓待振りが詳述され、共和国フランスの訪問、バチカン訪問とローマ法王との邂逅の意義などが分かりやすく述べられている。
更に原敬暗殺、関東大震災、虎の門事件と話しが進み、新婚時代の微笑ましい話題には事欠かない。
非常に面白く読むことが出来たが、著者は本筋に少しでも関係のある話だと枝分かれしたほうの話に相当のエネルギーを費やし、本筋を忘れた頃に元に戻ってくると言う癖がある。それさえ、著者の特徴だと理解しておけば、昭和天皇を中心とした近世日本史、世界史の一部として大いに勉強になる。
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形式:単行本
 第二巻は、欧州外遊から大正天皇の崩御までの昭和天皇が描かれている。
 本巻では、ヨーロッパでの闊達な皇太子と、帰国後それとは対照的に、
摂政という重い責務を背負われる皇太子とが描かれている。
 ご成婚に関してもいろいろ事情があり、しかも外遊、大震災を経て、
3年余の後に、やっとご婚儀がとりおこなわれた。
 随分と待たされたものだが、今日びの若い人たちではとても待ちきれまい。

 閑話休題。維新以来の元勲がつぎつぎ物故し、リーダーたちの世代交代と
ともに第一次大戦をはさんで、時代はギアが入れ替わったように急激に流れてゆく。
 天皇もまた、一介の市井の人びと同様、時代の波に否応なく揺られ流されて
生きざるを得ないのだと、今更のように気づかされる。
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