長い日本の歴史の中でも極めて特異な存在である昭和の初めの20年を描いた「昭和史」の続編である。
戦後の数年間が、現在に繋がる日本の枠組みの礎となったと言っても過言ではない。GHQによる占領下での天皇制の継続と平和憲法の制定、東京裁判、更には冷戦情勢下の朝鮮戦争を契機とした米国との関係の変化などを経て、サンフランシスコ講和条約による独立回復に至るまでの歴史、更にそれ以降の現代史につながる経過を詳述している。
戦争放棄を謳った憲法はどのように作られたのか、自衛隊が設置された経緯、日米安保条約と米軍基地問題の起源、戦後の日本に吹いた神風「朝鮮戦争」等など、日本の戦後とは何だったのか、生き証人が少なくなる中で、現代の日本人が忘れてはならない歴史がここにある。