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昭和ジャズ喫茶伝説
 
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昭和ジャズ喫茶伝説 [単行本]

平岡 正明
5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,890 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容紹介

政治も文学も恋愛も、溶鉱炉のなかでグツグツ煮えたぎっていた60〜70年代。東京路地裏ジャズ喫茶は若者たちの狂暴な夢がスイングし、大爆発を待っていた。実録!昭和青春伝説。

内容(「BOOK」データベースより)

政治も文学も恋愛も、溶鉱炉のなかでグツグツ煮えたぎっていた六〇~七〇年代。東京路地裏ジャズ喫茶は若者たちの狂暴な夢がスイングし、大爆発を待っていた。実録!昭和青春伝説。

登録情報

  • 単行本: 297ページ
  • 出版社: 平凡社 (2005/10)
  • ISBN-10: 4582832725
  • ISBN-13: 978-4582832723
  • 発売日: 2005/10
  • 商品パッケージの寸法: 19 x 13.4 x 2.6 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.2  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By hide-bon トップ500レビュアー
形式:単行本|Amazon.co.jpで購入済み
 平岡正明は、私にとっては、学生時代、その難解な文章で、“jazz”と“革命”をオルグる危険な達人であり、“筒井康隆”や“若松孝二”、そして何より“山口百恵”を、卓越した独自の観点から論ずる硬派の論客であり、そして、末井昭の、あの伝説の「写真時代」に連載していた、上杉清文との、アナーキーで無責任極まる(笑)過激な対談「どーも、すいません」の中で見せる、ハチャメチャな笑いの粋人であった。就職し、カタギになってからは、平岡の読み物はなるべく避けて通るように心がけていたのだが(笑)、今回、朝日の広告で今書を知り、思わず購入。久々の平岡節に、懐かしさを覚えながら、一気に読み通した。これは、平岡の自叙伝とも言うべき作品である。内容は、彼が過去、多くの媒体でも語ってきた思想や観念、生き様が、ジャズ喫茶の想い出と共に、熱く、回顧的に吐き出される。私も、80年代、「いーぐる」、「マイルストーン」、「ちぐさ」にはよく通ったクチで、この本を読み続けながら、懐かしく、眼を閉じると、エリック・ドルフィーやホレス・シルバーの響が聞こえてきたりもするのだが、やはり、ジャズ喫茶の隆盛は、あの喧騒とした60年代から70年代前半こそであったな、と、今更ながら実感する。それにしても、「どんな感情をもつことでも、感情をもつことは、つねに、絶対的に、ただしい。」との名文で始まる「ジャズ宣言」が、東銀座の「オレオ」周辺で産声をあげたというのは、意外。
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13 人中、11人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 4.0 平岡正明メイキング本 2005/12/13
形式:単行本
 平岡正明の文体をジャズの楽器に擬えると何になるだろうか?とにかくアドリブが芸として成り立つ書き手が今は居なくなった。読者の思い通りに書かないのが平岡流であり、今や評論家も学者もマーケティングの時代に、この文体は懐かしくも新鮮である。

 平岡の文章は一般的なロジックからは逸脱しているし、いわゆるknow-how、how-toモノの対極にある。記憶が事実かどうかなんてことは瑣末なことであり、言葉ひとつひとつの意味なんてのも実はどうでもよくて、文章、書物全体の流れ、勢い、空気、色気こそが重要なのだ。そして手前勝手な饒舌の中で、時々はまる絶妙な修辞句、炸裂するアドリブこそが平岡正明の真骨頂である。たとえば、「生演奏はときどき、演奏するやつが邪魔だ。部屋で聴くと、自分が邪魔だ。ジャズは、ジャズ喫茶で聴くものだ」とかね。

 平岡は、馬琴が一度も房総に行かずに「八犬伝」を書き上げたことや、植草甚一がジャズ評論家として名を成してのち66歳ではじめて海外に渡ったエピソードを取り上げている。つまりそれは“想像力”ってことだろう。いくらインプットが膨大でも何も出てこない奴もいるし、ほとんどゼロからものすごいモノを紡ぎだす奴もいる。何が重要かって、そこにあるモノが重要なんじゃなくて、その人を通して出てくるモノこそが重要な訳で。そして、何かを捻り出すのに必要なのは独り考える時間と空間、そう、それが平岡にとってはジャズ喫茶だったのだと思う。

 本書は膨大な量の書物を成してきた平岡の思想熟成空間、思想生産装置としてのジャズ喫茶、その音楽の記憶、場所の記憶をしたためた“平岡正明メイキング本”である。これ、全然ガイド本ではないのでご注意!
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10 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0 書を持って街に出よう 2005/10/30
形式:単行本
ジャズの本というと、誰でも知っているようなことばかり書かれ読む気にもならない、という人のために書かれたような本です。そんな出がらし本ではありません。まずブックデザインがみごと。カバーには一見ありがちなLPのジャケットかと思いきや、ジャズ喫茶のマッチ箱を散らしてある。カバーの下のデザイン、色も見事。ジャズを聴き、コーヒーでも飲みながら読みたくなる。本文の組み方もしゃれている。もちろん、平岡氏の文章も破壊力十分。この人にしか描けないジャズ風景が満載。時に墨絵であったり、油絵であったりするが、ジャズ喫茶の親父の風体、その時の時代背景、路地の匂いなどがひしひしと伝わってくる。驚くのは、店に設置されたシステムの描写。今は名前すら忘れられたオーディオ機器の描写、音色が詳細に綴られている。逐一メモでもとっていたのであろうか!内容の濃い本であるが一気に読める。懐に抱えふらふら帝都をさまよえば、今はないはずのジャズ喫茶に出くわしそうな時間旅行本である。この価格で出版した平凡社は、エライ!!
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