真面目きわまる内容。
日本人にとって漢字とはなにか。
そもそも、日本の言葉において、漢字の到来と定着、そして、日本で作成された漢字とはいかなるものか。
膨大なる漢字たちを、歴史の変遷のなかで、とらえんとする意欲的なる書。
とくに、「当用漢字」が 敗戦後の日本国においていかように変化したのかを克明に追う。
まさしく、戦後の時代状況で、どのように漢字が玩ばれたのかを知る。
読み終わったときに、著者の足下がしっかりしていること、漢字を社会の中でとらえる冷静な視点におもわず感心してしまう。
《漢字は 踊らされている》
そう、思わずにはいられない。
納得できる書。