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昭和の三傑 憲法九条は「救国のトリック」だった
 
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昭和の三傑 憲法九条は「救国のトリック」だった [単行本]

堤 堯
5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)

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商品の説明

内容説明

元「文藝春秋」編集長が挑む昭和史最大の謎。
はたして「平和憲法」は誰が作ったのか? 「GHQの押し付け」という通説を覆す、仰天の推理。鈴木貫太郎、幣原喜重郎、吉田茂の三宰相たちのトリックプレイが戦後日本の“悲劇"を救った!!

内容(「BOOK」データベースより)

未曽有の敗戦処理に当たった三代の宰相は、智略の限りを尽くして占領軍アメリカに立ち向かった。憲法九条の発案者はいまだに定まらない。天皇制存続とバーターに押しつけられたとする「定説」を覆し、ビックリ条項に秘めた「救国の経略」を明らかにする。

登録情報

  • 単行本: 288ページ
  • 出版社: 集英社インターナショナル (2004/4/26)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4797671114
  • ISBN-13: 978-4797671117
  • 発売日: 2004/4/26
  • 商品の寸法: 19 x 13.8 x 2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.6  レビューをすべて見る (5件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 228,580位 (本のベストセラーを見る)
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17 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
 憲法第九条によって日本は、戦後、朝鮮戦争にもベトナム戦争に一兵も送ることなくすみ、必要最低限の軍備しか使わないで、豊かな社会の礎を築くことができた。筆者は、第九条の「戦力放棄条項」は、アメリカに押し付けられたものでなく、幣原首相が思いついたものであると、詳細な資料に基づいて検証している。
 私もまったく堤氏の意見に同感。憲法というきわめて高度な問題であるが、筆者は元文藝春秋の編集長だけあって具体的かつ読みやすい文体で書いているので、気軽に読めるし、読後感もさわやかである。日本の未来を考えるすべての人人にお勧めの本。今日、豊かな社会に住むわれわれは、救国のレトリックである第九条を提案した幣原喜重郎にもっと感謝してもよいのでは、とこの本を読んで思った。
このレビューは参考になりましたか?
18 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By 石岡岩石 VINE™ メンバー
形式:単行本
 ここに書かれていることがホントかどうか私には分かりません。しかし仮設として理解したとしても、この物語により想起されたイメージは妙に説得力があり、そのイメージが想起されたこと自体がとても価値のあるものでした。
 この本には、先の敗戦時の日本国の舵取り、特に憲法と天皇制についての対米外交について、調査に基づいた著者の見解が書かれているが、それが実に面白い。一言でいえば、歴代首相の中でダントツダメ首相で、当時既に引退爺さんであった鈴木貫太郎が、時の政治を自説に従うよう動かすべく、当時の占領軍GHQの責任者つまり日本国支配者のマッカーサーをペテンにかけたということである。幣原、吉田もそれを承知で構想を完成させた。もちろんその構想が計画書などとして残っているわけではないが。
 著者によれば、憲法九条はGHQの押し付けではなく、鈴木貫太郎、幣原喜重郎、吉田茂の深謀遠慮であり、それがために戦勝国のアメリカに使われて派兵する事を今日までせずに済んだという内容。逆に言うと、憲法九条特に第二項がなかったならば、とっくに派兵となっているということだろう(韓国のように)。彼ら(三傑)がそのような九条にした第一の目的は、平和を希求する理想の実現にあったわけではなく(それは自分達だけではできない)、自分達の国を今後より良く維持する方策の実現であった。九条第二項については暫定的なものであった。東西冷戦の中で、西側の傭兵として使われないために。
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8 人中、7人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
前のレビューに付け加えると、第9条における戦力放棄の明文化には「当用の効用」でしかないと吉田元首相も述べている。さて、どうすべきかと言ったとき、この書で述べられているような壮絶なドラマとはほとんどの人は無関係。これからの将来は私たちに任されているようでどうしようもないなと無力感も感じた。
ただし、すさまじい質量の情報の非対称性を持つ権力者同士のやりとりは筆者の取り上げる話題・文体のおかげか、印象に残るエピソードがほとんどである。
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