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昭和が明るかった頃 (文春文庫)
 
 

昭和が明るかった頃 (文春文庫) [文庫]

関川 夏央
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

商品の説明

第19回(2003年) 講談社エッセイ賞受賞

内容(「BOOK」データベースより)

昭和30年代。高度経済成長が緒についたとはいえ、巷には未だ貧しさが残り、社会は大規模な変質を強いられつつあった。こうした世相を最も色濃く反映していたのが映画であり、日活という映画会社と、石原裕次郎、吉永小百合というスターだった。現代社会の原型を形成したこの10年間の時代精神を描く長編評論。

登録情報

  • 文庫: 463ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2004/11)
  • ISBN-10: 4167519100
  • ISBN-13: 978-4167519100
  • 発売日: 2004/11
  • 商品の寸法: 15.2 x 10.6 x 2.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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15 人中、15人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
吉永小百合の出る映画はなぜつまらないのか-。
サユリストを挑発する、そんな冒頭から一気に読ませる。
低迷する「日活」が、裕次郎や小百合を得て全盛期を迎えるところから
テレビの台頭の中で衰退していくまでを描く。
さまざまな監督や俳優の名前、懐かしの映画名が出てくるが、
話の中心は、吉永小百合であり、次に裕次郎であり、彼らの出演した映
画である。
日活映画の中に現れた「戦後」の有り様を斬るところが秀逸。
映画好きや、「戦後」に関心を寄せる人にとって、読んで損のない好著。
このレビューは参考になりましたか?
1 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
貧しいけれど、街には活気があふれ、明日は良くなるという希望があった昭和30年代。人々は銀幕とスターに夢を見ていた。著者は、そんな高度経済成長前夜の日本を、吉永小百合や石原裕次郎らを擁し、時代の雰囲気を象徴していた日活映画をテキストに検証する。明るい時代を表舞台から捉えているのに、印象は非常にクール。それは、やがて迎える斜陽の根を内包しながら活況を呈していた映画産業と、大量生産・大量消費の時代を並行させながら、物質的な豊かさを得た代償に、日本が何を喪失したのかを冷徹に見抜こうとしているからだ。特異な時代精神を読み解く洞察の深さは驚嘆に値する。
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