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昭和――戦争と平和の日本
 
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昭和――戦争と平和の日本 [単行本]

ジョン・W・ダワー , 明田川 融
5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容紹介

「一億一心」「一億火玉」というスローガンとは裏腹に、
第二次大戦中の日本社会は緊張、無秩序、混乱にみちていた。
具体的には、どこでどんなことが起きていたのか。

さらに、戦後日本の進路をつねに規定してきたのは、
アメリカとの緊密な関係である。
「アメリカに黙々と付き従い、利益にはなったが、神経も擦りへらした。
この両義的な遺産に目を向けなければ、現在の日米間に存在する緊張は理解できない」。

史料と虚心に向き合い、「何を問うべきか」を熟知した歴史家の営み。

内容(「BOOK」データベースより)

戦時のスローガン「一億一心」が覆い隠した社会の無秩序と緊張とは?日米関係の基本的な性格とは?「役に立った戦争」「日本映画、戦争へ行く」「日米関係における恐怖と偏見」ほか刺激的な8編。

登録情報

  • 単行本: 344ページ
  • 出版社: みすず書房 (2010/2/25)
  • 言語 日本語
  • ISBN-10: 4622075172
  • ISBN-13: 978-4622075172
  • 発売日: 2010/2/25
  • 商品の寸法: 22.1 x 15.9 x 3.2 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
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17 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By leon VINE™ メンバー
形式:単行本
わたしは、昭和に生まれて、昭和に育ったくせに、何も知らなかったというのが、大きな感想です。
考えてみると、学校時代の歴史は、明治くらいまでを熱心にやって、昭和はほとんどしなかったなあと思うのです。
それを、このアメリカ人の歴史学者の書いた本で詳しくしったというのも、なんだかなあという気がしますが、
わたしのような歴史に疎い人間にもわかるように書いている筆者はすごいです。
昭和に生まれて昭和に育った人は、自分の時代を知るためにも一読したほうがよいです。
戦後の日本のことがよくわかります。
そして、今、混迷している日本が今後、どのように進めばよいのかというヒントになるような気がするのです。
このレビューは参考になりましたか?
形式:単行本|Amazonが確認した購入
著者の「敗北を抱きしめて」を初めて読んだとき感じた新鮮さはないが良い作品と思う。異文化理解が、グローバル化する今日特に求められているが、その視点で読んでも面白い。現在を生きる者にとっては昭和も異文化なのだと思う。
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2 人中、1人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By つくしん坊 トップ500レビュアー
形式:単行本
 『敗北を抱きしめて』(岩波書店)で、ユニークな日本の戦後史を発表している著者の歴史エッセイ集である。原著の刊行は1993年と、約20年前であるが、内容は古さを感じさせない。その新鮮さの秘訣は、戦争−平和、戦前−戦後、日本−アメリカ、聖−俗、歴史の表層−大衆の本音、のように、特定の固定観念から自由に、多元的な歴史分析を行っていることにあるようだ。

 ひとつ例を挙げれば、第二次大戦中に、特高警察が必死に収集分析していた、「造言飛語」「不穏落書」が豊富に例示され、分析されている章がある。「一億玉砕」その他、官製の無数の国民鼓舞のスローガンの裏で、大衆(少なくともその一部)は、権力や戦争を呪い、罵倒し、民主的な国家の到来を希っていたことがよく分かる。戦時を知らない世代にとっては、「一億一心」なるスローガンが建前に過ぎなかったことを知り、救われる思いがする。戦争で甚大な被害を受けたにもかかわらず、かつての「敵国」アメリカの占領を受け入れ、歓迎した日本国民の一面が理解できる。

 現在の日本で問題になっている、日米関係は、戦後史全体の中で解きほぐして行かないと解決の道筋がつかないことが本書によって良く理解できる。現在の問題の解決のヒントは、歴史の中にしかない、ということを改めて実感させてくれる良書である。
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