裏表紙の紹介文を見て、興味を持って購入しましたが、
私の感想は正直面白くは無かったです。
4年前付きあっていた実早(みさお)の性格が
かなり問題あったように描かれていますが、実感できる
エピソードとかは全くありません。
なので、主人公の理仁(みちひと)が4年後戻ってきた実早を
本物かどうか疑う場面では何度も「こんな表情は見たことがない」とか
「こういう穏やかさはなじみのないものだ」とか以前の実早だったら
言いそうにない言葉だとか・・・散々比較するのですが、理仁の感じる違和感だけを
読者に読ませていきます。
そのせいか4年前の実早の性格が読者には伝わりずらく、理仁の感想を読んでいるだけの
状態が続き、私は飽きました(この本の半分くらいは主人公が疑いとの葛藤なので)
せめて二人の回想シーンなどで実早の性格がわかる場面があれば良かったのにと思います。
クールビューティと言われていた理仁ですが
『彼は本当に実早なのか?違うのか?疑問を
口に出すと彼を失ってしまうのか?それならこのまま何も聞かず生活した方がいいんじゃないか?』
と本の半分くらい同じことで悩んでいます。
ちょっとげんなりです。
悩むページを減らして4年前までの二人の回想シーンを入れて欲しかったかも。
ラストはラストで、ああ、それで良いんだ?
って感じです。
ウジウジ悩む理仁ですが最後は恋敵に言われた言葉で簡単に結論出します。
登場人物の名前もなんだか読み方が凝っているのが多くて、
これってなんて読んだっけ?と読んでいる時にふと止まることがあり、
テンポが悪くなるのも受け入れられないところでした。