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春風ぞ吹く―代書屋五郎太参る (新潮文庫)
 
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春風ぞ吹く―代書屋五郎太参る (新潮文庫) [文庫]

宇江佐 真理
5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

村椿五郎太、25歳。先祖の不始末といまいち野心に欠ける遺伝子が災いして、うだつのあがらぬ小普請の身。目下の目標は、学問吟味に合格して御番入りを果たすこと、なのだが、文茶屋での代書屋の内職も忙しい。そんなのんびり男を焦らせたのは、幼なじみの紀乃。学ならずんば、恋もままならず―。どうする、五郎太!代書屋に持ち込まれる騒動、そして一進一退の恋と学業の行方や如何に。

内容(「MARC」データベースより)

幕府小普請組の村椿五郎太は、代筆を内職としながら、学問吟味に合格しての御番入り、そして将来を約束した紀乃との恋の成就を願っている。代書屋に持ち込まれる騒動、紀乃との恋と学業の行方…。温もりの伝わる連作短編集。 --このテキストは、絶版本またはこのタイトルには設定されていない版型に関連付けられています。

登録情報

  • 文庫: 349ページ
  • 出版社: 新潮社 (2003/09)
  • ISBN-10: 4101199213
  • ISBN-13: 978-4101199214
  • 発売日: 2003/09
  • 商品の寸法: 15 x 10.6 x 1.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 3.9  レビューをすべて見る (7件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
宇江佐真理の時代小説は本当に読みやすい。
本作は男性主人公の武家物の人情話が綴られている。
内容は恋愛小説に青春小説をミックスしたような作品に仕上がっている。
他の宇江佐さんの作品と比べて、ほのぼの度においては飛びぬけているような気がする。

要因はズバリ主人公五郎太の性格に尽きる。とっても心優しい。

主人公のキャラがいいから、周りを取り巻く人々もとってもいい。

生活苦のために代書屋の内職をするかたわら、大好きな紀乃との結婚を果たすために必死に学問に励む五郎太が微笑ましい。
たまに喧嘩をするシーンなんかも上手く織り交ぜていて適度にやきもきさせてくれるところも心憎い。

代書に持ち込まれる騒動は1篇1篇人情味のある話が語られ連作短篇集ならではの特徴が!!出ていて作品全体としても機能している。
特に五郎太の師匠や恩師達(二階堂秀遠・橘和多利・大沢紫舟)の過去にまつわる話はどれも泣ける話となっている。
個人的なベストは「千もの言葉より」かなあ。

あえてファンとして苦言を呈すれば、最終編がちょっと書き急がれたような気がしてならない。
でもとにかく爽やかで暖かい作品なのは間違いない。

江戸時代の受験の実態もわかり、現代と同じく大変だったのだなあとちょっぴり切ない気分にもなりました。
女性の方、読まれて主人公に惚れてください。

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4 人中、4人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
幕府小普請組で無役の村椿五郎太は、西両国広小路で代書屋の内職に励む。

恋文などの代筆をしながら、「学問吟味」に合格して役に就くこと(御番入り)を目指す25歳。

願いがかなえば幼馴染みの紀乃と晴れて祝言があげられる。

そんな五郎太のもとに持ち込まれる様々な騒動。

「学成らずんば恋もままならず」と言うか言わないかはともかく、紀乃との恋の行方の引きつ引かれつが続く。

最後は“しくじり小普請”の汚名を返上し、爽快な気分にしてくれる。

しゃれと人情味にあふれる5編の連作。

軽妙な中に、少しずつ成長していく五郎太に、いつの間にか自分の姿を重ねる部分が出てくる。
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3 人中、3人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
恋・内職・学問をテーマにした、ほのぼのと読みやすい長編小説。

何がほのぼのかって、主人公・村椿五郎太を取り巻く人物の中に悪役がいないのである。
唯一、隣家の主でもある恋人の父親が村椿家を嫌っており難物なのだが、
これがなければ物語自体が成立しないのだから、アクセントとしてこの程度は必要。

時代小説の中に硬派な事件やチャンバラ活劇を求める向きにはあまりにも物足りないが、
読んでほっとできるおススメの作品である。

五郎太の息子を題材にし、今作のその後が語られる作品もあるので、重ねておススメしたい。
無事、これ名馬 (新潮文庫 う 14-3)
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