本書購入の際、過去のレビューが参考にならなかったので、
内容詳細を書くことにしました。
まず「完全な美術館案内書」として購入はしないほうが良いと思います。
パリには大・小数えきれないほどの美術館、博物館がありますので、
1冊でその情報を得るのは無理。
自分は楽して旅行をしよう、という方には不向きです。
この本には、日本ではあまり知られていないニシム・ド・カモンド、ジャクマール・アンドレ、
ブールデル、カルナヴァレをはじめ、カルティエ、リュクサンブール、ロダン、
マルモッタン、バカラ、ケ・ブランリー、ギメ、写真美術館、装飾美術館、
ポンピドゥー、ロマン主義博物館、モンマルトル博物館、プティ・パレ、オランジュリー、
ところどころにカフェが紹介されています。
写真はカラーでとてもきれいです。
地図は載っていませんが、HPアドレスがありますので、
必要な情報は自分で調べれば問題はありません。
それが面倒な方は、真の美術愛好家ではないでしょう。
全175ページ中100ページは著者の家族のエピソードです。
節子さんの本は殆ど読んでいますが、ここには娘さんの目から
見た家族の姿が描かれており、初めて読む話も多かったです。
「バルテュス一家」に興味のある方、バルテュスの娘さんが
書いたエッセイとして偏見なく読める方にとってはオシャレで楽しい1冊です。
・・・著者に対して嫉妬心が芽生える方には合わない1冊です。