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主人公が親の恩恵を受けたが故にまわりの人間チヤホヤさてれいたか気がつき羞恥心に苛まれる記述が最後までない事に少々疑問を感じていた。しかし「あとがき」を読み、この自伝的小説を出すにあたり、いかに作者が恐怖心を決意でかき消しながら出版にこぎ着けた事が分かり安堵感を感じた。
親の使用人を自分の使用人と思い、わがまま放題に彼等と接する過去を持ち、そして人のもとで働くようになった今、「彼等にとって、なんと言う憎たらしい子供だったろう?」と過去を振り返りなんとも言えない羞恥心を抱いてしまう。それは、私も作者と似たような境遇で育ったから。消せない過去にあらためて心痛めながら読破した。
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