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春昼(しゅんちゅう);春昼後刻(しゅんちゅうごこく) (岩波文庫)
 
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春昼(しゅんちゅう);春昼後刻(しゅんちゅうごこく) (岩波文庫) [文庫]

泉 鏡花
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

夢の感応に結ばれた男と女の魂の行方は…。うららかな春の光のなかに夢と現実とが交錯しあう鏡花随一の傑作。

登録情報

  • 文庫: 147ページ
  • 出版社: 岩波書店 (1987/4/16)
  • ISBN-10: 4003102754
  • ISBN-13: 978-4003102756
  • 発売日: 1987/4/16
  • 商品の寸法: 14.4 x 10.6 x 1 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (6件のカスタマーレビュー)
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形式:文庫
泉鏡花的エッセンスがたっぷり詰まった、まさに“鏡花ワールド”な作品です。
『しゅんちゅう・しゅんちゅうごこく』と読み、二作あわせて一つの物語になっています。

この小説は、枠物語(語り手と聞き手の間で物語が展開される形式)なのですが、『春昼』は、語り手=「和尚」から、聞き手=「散策士」が、“一年前寺に逗留していた「客人」が、「玉脇みを」なる美人の人妻に焦がれ死にした”という話を聞くというストーリーです。
そしてそれを受けて、『春昼後刻』では、「散策士」と「みを」が出会いますが・・・。

全編を通して、怪奇ムードたっぷりの怖~いお話です。読んでいると、どきどきするけどやめられない。鏡花の作品の中ではこれが一番人気のようです。

でも、ただ怖いだけじゃなく、「○△□」のトリック他、二作を結ぶ様々なキーワード(「幕」「油」「手巾」etc.)が駆使されて、鏡花ならではの奥行きのある小説に仕上がっているところが魅力ですね。

怖いお話が好きな方におすすめです。

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形式:文庫
今で言う、湘南や逗子のうららかな春の日の物語。「朱(しゅ)の色した日の光にほかほかと、土も人膚(ひとはだ)のように暖(あたたこ)うござんす。竹があっても暗くなく、花に陰もありません。燃えるようにちらちら咲いて、水に散って朱塗(しゅぬり)の杯(さかずき)になってゆるゆる流れましょう。」(107ページ)。美女の予言のように、人の命は花と咲いて散り、身体は水に「ゆるゆる」と流れる。魔が通り過ぎてゆく。春を舞台とする怪奇小説の最高の名品。
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2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:文庫
不思議な感覚にこれほど陥ることのできる
作家は協会外にはいないと思います。
近い感覚の作家はいるけれども
ここまでにはいたりませんし。

2つ続き物という
鏡花の作品では
珍しい形式をとっています。

それぞれ、男性の視点
女性の視点で描かれています。
どちらもまた神秘的でいいのですが
私は女性視点の「春昼後刻」のほうが
最後になんともいえぬ感覚を
味わうことができていいな、と感じました。

ほかの作家では味わえない感覚
それが鏡花の作品にはあります。
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