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春告鳥―女占い十二か月
 
 

春告鳥―女占い十二か月 [単行本]

杉本 章子
5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
価格: ¥ 1,650 通常配送無料 詳細
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商品の説明

内容(「BOOK」データベースより)

江戸時代、実際に売られていた占い本から想を得て、一月から十二月まで、その月に生まれた女の人生を描いた傑作時代小説。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

杉本 章子
1953年、福岡県生まれ。ノートルダム清心女子大学国文科卒。89年に『東京新大橋雨中図』で第一〇〇回直木賞受賞。「信太郎人情始末帖」シリーズ第一作『おすず』で二〇〇二年度中山義秀文学賞を受賞する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 326ページ
  • 出版社: 文藝春秋 (2010/04)
  • ISBN-10: 4163291601
  • ISBN-13: 978-4163291604
  • 発売日: 2010/04
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.4 x 2.4 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.8  レビューをすべて見る (4件のカスタマーレビュー)
  • Amazon ベストセラー商品ランキング: 本 - 390,018位 (本のベストセラーを見る)
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12 人中、12人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
形式:単行本
「オール讀物」連載中から愛読していました。

「女用知恵鑑宝織」という占い本を狂言まわしに、
12ヵ月それぞれ生まれの女の生き方がつづられていく短編集です。
(ちなみに標題の「春告鳥」は三月生まれの女)

すべてが大団円ではなく、女主人公が悲しみの底に沈んだままの話もあります。
けれども、どの話の女も与えられた「さだめ」を精一杯にいき、
どうしようもない困難にもただ流されることなく凛とした佇まいを見せていて、
読んでいてこちらも居住まいがあらたまる気がします。

杉本章子さん特有の江戸から時を隔てて抜け出てきたような言い回し、
「身性の固い男」「帳面(ツケ)買い」「裏白戸(ひきど)」「見世物台(サンズン)」
などもふんだんに鏤められ、
「門松(まつ)がとれても春先を思わせる陽気が続いていた。しかし鏡開きの日から寒返りした」
「うららかな日和で、茶屋の土間先まで日ざしが射しこみ、時折鳥影もよぎる。いかにものどかな春だった」
など、毎月読みきりとして連載されていただけに、季節描写もこまやかに凝らされています。

世話物好きなら、迷わずどうぞの1冊です。
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5 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
美しい 2010/6/25
形式:単行本
ストーリー展開の面白さだけでなく、描写表現が特に素晴らしく美しく、洗練された文章にため息が出ました。淡々としているように思える一文一文を織り合わせると、こんなに色濃い情景を描き出せるものなのか。
12ヶ月それぞれのものがたりが味わい深く、主人公がいとおしく、江戸時代の話なのに匂いや音まで感じとれるようでした。
このレビューは参考になりましたか?
2 人中、2人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
By maysuke
形式:単行本
早く先に読み進めたいのに、読んでしまうのがもったいない、そんな一冊です。12ある作品のうち、中には不幸に不幸が続いて終わるような話もあるのですが、主人公の女性は過酷な運命を凛として受け入れ毅然と生きる姿が印象的です。江戸の風俗、文化が緻密で繊細で美しい文章の中に散りばめられ、何度も読み返したい秀逸の一冊です。
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