版はそれ程大きくはないのですが、価格もお手頃で、春信の一般的な錦絵から春画まで数多くの作品が網羅されており、意外にも質の高い写真により、春信の絵の、その質感、空気感、ニュアンスも十分に伝わっていると思います。ただ、決して、ぱらぱらとページを捲るのではなく、一枚一枚を、目で、指で、なぞる様に、触る様に、鑑賞して下さい。春信の美しさ、その天才性は、すぐに認識していただけるのではないでしょうか。初めて浮世絵春画の大胆さ(?)に触れるという方は、少々たじろいでしまうかもしれませんが、眺めていれば、じわじわとその独特のユーモアも理解できます。そして、その頃には、「春信は、春画も面白いけれど、普通の錦絵は凄い!」 その感覚、必ず、分かっていただけると確信しています。