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28 人中、26人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
春になったら苺摘みに出かけたいです,
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レビュー対象商品: 春になったら莓を摘みに (単行本)
まず、題名が綺麗だな、と思いました。『春になったら苺を摘みに』 梨木さんらしいセンスある題です。 この本は梨木さんのエッセイということで興味が湧き読んでみました。 世の中全ての事柄(人も自然も)が美しく、愛しく感ぜられるようになってくるのです。 例えば、英国滞在時の、ある地方の駅でのはなし。 すごく不安になって慌てた梨木さん。しかも、駅員さんは無愛想なおじいさん。 また、随所に描かれる風景の描写。 こんなにも地球は美しかったのか! ひねくれもんの私でも、 英国での彼女のホストマザーでもあり、親友でもあるウェスト夫人の 人種の問題、戦争の問題なども出てきて、言及されています。 題名である、「春になったら苺を摘みに」とは、そんな彼女の人間愛、
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
胸を打たれます,
By ねこのめ (大阪) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 春になったら莓を摘みに (単行本)
エッセイでこれほど感動したのははじめてかもしれない、ってくらいにじんときました。梨木さんは非常に視線が深く言葉が豊かで思考が綺麗です。書き下ろしだからかもしれませんが、一本筋の通った、どこか物語りめいた趣さえあります。イギリスで暮らし始めることにして、彼女が学生だったころ留学していた家の女主人や、かつて知り合った人々や、それからの出会いや、なんかが語られています。この人は本当に、なんでもないやり取りや、家や、そこにいる人の、空気や体温を伝えるのに巧みな方だなぁと思います。 女主人は徹底して他人を受け入れようとする人で、だから結構困った下宿人を引き受けたりもする。梨木さん自身はその女主人ほど献身的なわけではなく、少し離れたところからそれをじっと見ているイメージですが。 あたりまえの日常を続けること。誰かに優しくすること。知らないこと認めること。わからなくても拒絶しないこと。言葉ではなくて生き方で、それを求める。認めて欲しいという気持ちさえ争いにも通じてしまうのです。誰しも共感して欲しいし対等でいたいはずなのに、言葉ひとつで人はつまづく。 おためごかしでもお説教でもなく、豊かなのです。ああいう見方は、多分同じ経験をしても同じように年をとっても持ちえるものではない。梨木さんだなぁとなんだかすごく思いました。 ただ、地味は地味です。エッセイですし。笑えるようなものではあまりないので、気楽な楽しみを求めている方は他の作品が良いかと思います。でもとっても良かったですよ。
18 人中、16人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
英語で書いてくれないかなぁ…,
By badcom (兵庫県神戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 春になったら莓を摘みに (単行本)
梨木香歩さんの作品がすごい好きでエッセイ集とは知らずに買ってしまったのですが、これがまた英語学習中の自分の興味に100%ヒット。英語で書いてくれないかなぁとしみじみ思いました。お年を召した女性の皆さんの上品な魅力とか、寄り集まって相談するところとか、異文化の衝突とか、どの話もおかしみがあるのに年を経ることの愛おしさと切なさを感じるというか、なんというか梨木さんらしい優しくて切ない作品で、この本のなかの登場人物になりたいと熱望させてくれる本でした。 英語学習の面からも、何か書いてくれないものでしょうか…。
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