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最も参考になったカスタマーレビュー
21 人中、19人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
益々キューブリックが、映画が好きになった。,
By 張扇 フォード (千葉県松戸市) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 映画監督 スタンリー・キューブリック (単行本)
この本は映画家としてのキューブリックの評伝であり、自伝ではない。第1部で彼自身の生い立ちについて、 若干のエピソードと共に履歴書のように淡々と書かれているだけ。 第2部以降では、映画製作とともに続き、 その終了(アイズ・ワイド・シャット)と同時に終わる彼の生涯が語られる。 そのことが一層、映画にささげ尽くした彼の生涯を浮かび上がらせる。 書かれている内容も、彼がどのような理由でカメラレンズを選んだか、 キューブリック映画のファンの方、 私はこの本のおかげで、キューブリック映画のみならず、 共同翻訳者はこれが初めての翻訳だそうだ。
6 人中、5人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
満足,
By beta (東京都) - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 映画監督 スタンリー・キューブリック (単行本)
このような映画監督に関する本は、割高に感じるかもしれないが、これはその類ではない まず、最も関心したのは事細かに彼の生い立ち以前から書いていることだ そして彼のかかわった映画はほぼ経緯がかかれている 割高に感じるかもしれないが、とても分厚く大きな本なので納得できる 彼に好意を持っている人ならばこの値段以上の価値があるのではないか?
5つ星のうち 4.0
濃密な製作ドキュメントとして出色の伝記。,
By
レビュー対象商品: 映画監督 スタンリー・キューブリック (単行本)
これはスタンリー・キューブリックの伝記というよりは、映画監督キューブリックの制作者としてのドキュメントになっている。 伝記的部分は冒頭の少年期、青年期に限られ、そこも彼が興味を持った写真、チェス、ドラムス演奏などを 中心に述べられている。それらはすべて、後年映画監督になってからのキューブリックと 密接に関連づけられるものばかりだ。 傑作映画を何本も撮影し、巨匠となってからも、彼は自分でカメラを回したし、『バリー・リンドン』で カメラマンとしてオスカーを受賞したジョン・オルコットが 「スタンリーがカメラマンだったら世界中で引っ張りだこになっているだろう」と言うほどの力量。 チェスについては生涯彼の主要な関心事であり、映画の中にも登場する。 『2001年』冒頭のティンパニーの連打、『バリー・リンドン』の戦闘シーンのマーチングドラム、 『フルメタルジャケット』の軍隊教練時のサウンド、『時計仕掛け』で「雨に唄えば」に乗って蹴りを入れる タイミングなど、ドラムスはキューブリック映画と切り離せない要素になっている。 そしてこの本はキューブリックが映画を撮り始めると、描写が映画制作のことに集中し始め、 それは最後の『アイズ・ワイド・シャット』の章まで変わらない。キューブリックのインディーズ第1作「試合の日」、 「空飛ぶ牧師」「恐怖と欲望」「非情の罠」など、作品名が各章のタイトルで、作品制作の流れや キューブリックの動きがよく分かる。 上下2段組みの本文400ページを超える分量のほとんどが、映画制作に関する内容で占められているのは、 とてもキューブリックらしい。翻訳の文章も観念的なところのまったくないノン・フィクション・スタイル。 それも映画製作への熱狂で貫かれた、元祖オタク系映画監督のひとりであるキューブリックの伝記にふさわしい。
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