犬がカワイイだけの、よくあるゆるい映画かと思ったけれど、「電車男」や「33分探偵」の個性的な俳優さんが主役と聞いてなんとなく観てみたら・・・
犬はただのナビというか、これは犬映画ではありませんでした(笑)
主人公の二郎の台詞がいちいち面白い。
私は台詞のいいまわしの面白い映画が好きなのもので、まず、そこで心を鷲づかみにされました。
引きこもりというより、まるで自閉症のような動きもかわいくて目が放せませんでした。
おばけ屋敷に入らなければならなくなった時「たぶん皆バイトたぶん皆バイトたぶんいい人たぶんいい人」
と言い続けたり、ペットショップに犬をひきとってもらえないときの脅しに「じゃぁす、捨てることになるけど。んっ。そういうほの暗い一面もあるということだよ。んっ。」と言ったり(モチロン捨てる事など出来ない)
とにかく二郎が愉快でした。
そして想像だにしなかった衝撃のラストに唖然。なんて痛快なラストでしょう!
観終わった後にすぐにもう一度観たくなりました。二郎の両親の、自由で豊かな生き方に、清々しい気持ちになりました。この映画はリアルではありません。
リアリティーを求める人には向かないと思います。ファンタジーだと思ってみるととても暖かい映画ですよ。
人間って、人生って面白い!と思わせてくれる映画でした。
「犬と旅をして色んな出来事を通じて成長するほのぼのムービー」と思ってみると火傷します(笑)