私にとっては映画の「バイブル」のようなものです。
まずこの365本の選出がすばらしい。洋画の名作といわれるものばかりでなく、日本映画の名作、B級映画、アクションとくまなく選んであります。それに加えて映画を説明する文章が素晴らしい。こんなに美しい日本語が書ける人はそうはいません。
芝山さんがイーストウッドが好きなだけに若干選出作品も多いです。あとはワイルダー、ヒッチコック、ジョンフォード、アルトマン、アルドリッチなど巨匠の作品もおさえるべきところをきっちりおさえています。一方で小津安二郎、溝口健二、成瀬巳喜男といった日本の巨匠の描く映画や雷蔵、勝新、若尾文子といった日本の映画の選出がなかなかうまい気もします。
ここで選んでいないタランチーノはこの本でも申し訳ないと断って、別の本でちゃんと紹介しています。