幼い頃レンタルビデオで、鉄人兵団、雲の王国、パラレル西遊記を観た強烈な記憶が残っています。また銀河エクスプレス、南海大冒険などは、幼い弟が繰り返しみていた、テレビ録画のビデオがあったため、僕のドラえもんの記憶としては、これらプラス、この「宇宙漂流記」なのです。
往年の名作と異存ない出来ではないのでしょうか。根本の悪玉が「人間の悪意」という形のない存在だというのも、そしてそれを倒すのではなく、ある意味虚無に送り返すというような手段も、納得のいく結末だったと記憶してます。
宇宙少年騎士団の四人の仲間と一緒に冒険するすがた、そして彼らのいざこざと友情に、どきどきしながら感情移入してみていました。メカニックデザインも宇宙空間も緻密で壮大でした。また、武田鉄矢の曲とは感覚が違ってくるのかもしれませんが、当時流行っていたスピードによる楽曲に対しても、同じごろに公開されたポケモンの安室奈美恵と同等に、映画に対する高揚感というものを、映画館を出た後も持ち続けることが出来た、懐かしい曲だと個人的に思っています。
この作品に対する低評価も、同時上映で、傑作『のび太の結婚前夜』を(しかも本編である今作の前に)放映したことも、比較対象となってしまったのかもしれません。