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第一章:何を観ようかと迷ったときは
第二章:見方によってもっと面白くなる
第三章:なぜ映画を観るのかといえば
たったこの三章。この中に、60年間の経験、知識、薀蓄が惜しみなくちりばめられてます。
『映画を観るということは「いくつもの人生を見る」ということだ。』
『長く映画を観続けている人は、きまってお洒落のセンスがいいものだよ。』
『総合芸術だからね。映画というのは。文学はもとより、絵画。彫刻。建築。さらに音楽が含まれている。』いろんなことをさらりと言ってのける。これは抜粋であるが、これらをすとんと呑み込ませてくれる事例、経験談、お奨め映画の数々、名シーンが随所にちりばめられている。
最後に。筆者がやはり一流の作家、一流の生活人だと思わせる一文。
『本当によくできた映画だったら、映画に励まされるとか、自殺を決意している人が再び生きていく勇気を与えられるとかいうことがあり得るわけだよ。』
>>うーーん、そうかぁ。。映画ってすごいんだなぁ。。
『だけど、何もそんな大変な目的を持って映画を観に行くことはない。娯楽でいいんだ。』
・・すとん、と落とす。大上段に構えておいて。
で、読んでる方もほっとするわけです。
こんなご隠居、近所にいたらいいなぁ。
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