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映画はおそろしい
 
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映画はおそろしい [単行本]

黒沢 清
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商品の説明

内容(「MARC」データベースより)

最新作「回路」を撮った映画監督・黒沢清が、映画や歌、ゲーム、本について綴るエッセイ。カンヌ映画祭やフランスの思い出を描いた日記や、黒沢清全作品録も収録。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

黒沢 清
1955年、兵庫県生まれ。映画監督。立教大学在学中、蓮実重彦の映画表現論を受講、『SCHOOL DAYS』『しがらみ学園』などの8ミリ映画で注目を浴びる。長谷川和彦、相米慎二らの助監督を経て83年『神田川淫乱戦争』で商業映画デヴュー。85年『ドレミファ娘の血は騒ぐ』、89年『スウィートホーム』、92年『地獄の警備員』のあと、サンダンス・フィルム・インスティテュートに参加して世界の映画人と交流。テレビ、ビデオを含むジャンル作品(ホラー、アクションなど)を量産しつつ、97年『CURE』で全く新しい恐怖の世界を開拓。99年は『カリスマ』をはじめとする3本を国際映画祭に出品、ようやく世界も「クロサワはもはや明ではなく、清である」ことに気づきはじめた。最新作は東宝系全国公開の『回路』。著書に『映像のカリスマ』(フィルムアート社)のほか、『CURE』『回路』のノベライズ(いずれも徳間書店)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

登録情報

  • 単行本: 326ページ
  • 出版社: 青土社 (2001/02)
  • ISBN-10: 4791758706
  • ISBN-13: 978-4791758708
  • 発売日: 2001/02
  • 商品の寸法: 19 x 12.4 x 2.8 cm
  • おすすめ度: 5つ星のうち 4.5  レビューをすべて見る (2件のカスタマーレビュー)
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形式:単行本
たとえば、「タランティーノの時代がやってくるぞ。」という文章では、最後まで、タランティーノの映画をダラダラしたつまらないものとして、「評価」しない。しかし、それは、タランティーノの出現全体に「評価」を与えるための手法なのだ。

イーストウッドの「許されざる者」では、「“世界で一番強い男は誰か……それは俺だ”この明快な問いと答えとが、映画『許されざる者』に込められたメッセージである。」として、イーストウッドが世界最強であるという思いもしなかった視点から映画をみるのだ。

黒沢の批評を読んでいると、黒沢がまったく違うものをみているのではないかという気になる。けど、黒沢は、そこにみえているものに気をつけているだけなのだ。そこにみえているものにしたがって、ことばを出す。視点はそのとき作られているのである。

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形式:単行本
ここに書かれているのは映画の批評ではない、また映画の紹介でもない。これは黒沢清からの挑戦状なのだ。読者を敢えて混乱させるような矛盾した文章や映画とは全く関係の無いドラゴンクエストの体験記などが一見徒然なるままに書かれている。しかし賢明な読者は騙されてはいけないこれはまぎれもなく黒沢清からの挑戦状であり、映画のおそろしいまでの魅力に読者を巻き込もうとする彼の陰謀である。p62の「映画にルールはない」を読めばそれは一目瞭然である。
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