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14 人中、14人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
そんなこと、キューブリックは言っていない,
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レビュー対象商品: 映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION) (単行本)
まず冒頭。キューブリックの発言を引き合いに出して 「勝手に解釈していいって彼も言っている」と言う「2001年宇宙の旅」ファンに向かって、 「そんなこと、キューブリックは言っていない」と町山氏が断言するところで引き込まれる。 自分が何を読んでいるのか、その発言の前後の文脈はどうなっているのかを意識しないまま、 断片化した情報を、自分の都合に合わせて取り込むのが日常化してしまっている事を、改めて突きつけられるエピソードだ。 私がこれらの映画を見たのは80年代、テレビのナントカロードショー。 制作当時とは大きく世界情勢もかわりつつあり、ましてや勉強嫌いの中学生は歴史もへったくれもなく、未熟な感性のみで受け止めるしかなかった。 自分が不安感・不安定さを感じるのは何故なのかも無視して。 この本はそんな宙ぶらりんのままだった自分に着地点を用意してくれた。 まえがきで著者も言っている。 そんなひとたちの為の本だと。 町山さんの語り口は整理されているし、知識のない読者もついていかれるようキチンと説明がなされている。 (解説がなければ、ニーチェのくだりなどチンプンカンプンだった) 入門者にもとても分かりやすい所が素晴らしい。 「2001年宇宙の旅」では製作の過程・監督の企みを面白く読んだが、 「地獄の黙示録」では一筋縄ではいかない映画業界の混沌を見せられて背筋の寒くなる思いがした。 (マーロン・ブランドのイメージが「D・N・A」しかない私には、至極納得のエピソードもあり) しかし単なるトリビア本ではなく、アメリカの歴史やそこで生きた映画制作者たち一人ひとりの思い、運命、観客達… さまざまな流れを描いて、60年代後半から70年代にかけてのハリウッドの物語となっている。 十数本の映画を扱っていながら、一本の濃い作品を観た様な満足感が得られると思う。
33 人中、28人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
すばらしすぎる,
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レビュー対象商品: 映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION) (単行本)
無用な感想はさけて、有用な情報ばかりがぎゅっと凝縮されていて、とても読みがいがあります。 とくにロッキーなんて、私はぜんぜん評価してなかった映画ですが、 この本で解説を読んでいるだけで泣けてきてしまいました。 私はぜんぜん見れていなかった。また見直したい、何ならDVD買ってもいいかも、 などと思いました。 とはいえ、いちばん面白いのは「2001年」の解釈かと思います。 解釈というより、すべてエビデンスベースなので非常に面白いです。 こんなにおもしろい映画本はなかなかないです。
76 人中、62人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
わからなかった方へ。,
By 2太 - レビューをすべて見る
レビュー対象商品: 映画の見方がわかる本―『2001年宇宙の旅』から『未知との遭遇』まで (映画秘宝COLLECTION) (単行本)
人が激しく推薦する映画を見て、正直「意味わかんない」と思ったけど他人には「やっぱ深いよね」とか「理解って言うか、感じる作品だよね」などとやっぱりわけのわからない理由で推薦してしまったあなた、この本はお勧めです。私は「タクシー・ドライバー」(アマゾンのスーバービット版で現在評価5!)を初見でみたとき、なぜこの映画が面白いと感じるのかさっぱりでした。この本は、あなたがわからない理由は、前提となる知識が無いから映画の行間が読めないからだということをイヤというほど教えてくれ、わからない映画を無理してみることが通であるという勘違いをきづかせてくれます。(ちなみに、私はその類でした(苦笑)) この本を読んだら、まともな「映画通」に近づけることは請け合いです。 …おそらく女の子にはモテませんが。
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